ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

共謀者詳解

43日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の43日目。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。

docs.google.com

詳解3

この記事で評価が変わったカードの紹介だけしたけどせっかくならもう少しちゃんと解説すればいいじゃんと気づいたので始まった詳解シリーズ。3日目は共謀者。

 

キャントリップ

 共謀者はキャントリ2金という非常に優秀な金量源です。大市場から購入権を消しただけでこんなに獲得しやすくなってええんか?

見誤ったポイント

 ここで、僕が初心者だったころに橋がどう見えていたかをまとめます。

強いところ

  • 運がよければキャントリ2金

弱いところ

  • 運が悪ければアクション権を使う銀貨

 運がよければ、悪ければ、と考えているのが誤りで、共謀者はキャントリになるかもしれないカードではなく、キャントリです。そうなるように構築すべきであり、共謀者前にアクションを2回使うだけのことすらできないようなサプライならステロすべきです。当然、アクション権を使う銀貨はステロ向きではありません。

共謀者評

 現在の共謀者評はこんな感じです。

強いところ

  • 安い(工房や屋敷改築で獲得できる)
  • キャントリ2金

弱いところ

  • 集めすぎると不運に見舞われるかもしれない

 いくら効果が強かろうとも、入手が難しければ評価は下がります。たとえば、徴募官は非常に優秀なカードですが、これが9コストだったら使うことはあまりないでしょう。このコストの面で共謀者は優秀で、なんとたったの4コストです。初期デッキですら容易に購入ができる金額であり、工房でも獲得でき、屋敷改築でも獲得できます。共謀者は1枚だけあったところでしょぼい金量ですが、これだけ集めやすいと3枚4枚と並べることが簡単で、共謀者だけで属州を購入するだけの金量を生み出せます。
 ターミナル2金だとそれを並べるために村とドローが必要になるため、強くありません。ところが、共謀者はキャントリップであるため簡単に共謀できます。手札もアクション権も減らさずに金量だけがグングン増えるデッキは回して非常に気分のよいものです。

 さんざん集めやすいキャントリであるのが強いと語った直後ですが、共謀者の弱点は集めすぎてキャントリにならない可能性があることです。もちろん、そうならないようにする工夫はありますが、手札が共謀者5枚という可能性は常につきまといます。特に構築途中だと止まりやすく、弱点であるといえます。

使い方

 キャントリになりさえすれば強いので、止まらないように工夫を施すべきです。

 まず考えられるのが、村鍛冶セットをそろえるときと同じ発想で持続ドローや倉庫系を使うことです。共謀者の場合は「村と鍛冶屋」ではなく「キャントリとキャントリ」をそろえればよいため、条件を達成するハードルはかなり低いです。
 次に考えられるのは、キャントリの濃度を高めることです。とにかく2回何かしらをプレイできればよいので捨て札がない前駆者でも開拓者でも十分ですし、豚の修正×2でもかまいません。画策は最も相性のよいキャントリであり、画策2枚を画策し続ければ確実に共謀できます(寵臣なんか知らん)。通常であれば画策を画策するのは何も生み出さず弱い動きですが、共謀者デッキにおいては共謀を確約してくれる、安定感を高める強い動き(もちろん、村鍛冶を戻してまた引ききれるなら画策画策よりそちらのほうが強い)です。
 最後に、玉座の間や宮廷と組み合わせる方法があります。これら自体が不安定さをはらんでいるカードであるのが懸念点ではありますが、キャントリがないときに共謀者と組み合わせるカードとして覚えておいてよいでしょう。共謀者は、日本語のカードテキストでは共謀者以前に「2枚」プレイしていたら共謀すると書いてありますが、正しくは「2回」です(説明書には正しい説明が書かれています)。共謀者を玉座の間にかけると2回目の共謀者がキャントリになるため、手札に共謀者以外のアクションカードが1枚(玉座の間)しかなくても共謀できます。これが宮廷なら2枚で2ドロー2アクション6金と、かなり強く動けます。まぁ宮廷はただのキャントリに使っても強いんだけど……。

 運がよければキャントリになるカードと考えているうちは共謀者が強くありませんが、運が悪ければ止まってしまうカードに見えるようになればコンボ脳になったといえるでしょう。