364日目
ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の364日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
すぐ死なない
吸血鬼。とても強いカードです。まず5コストカードを獲得できるというだけで強い。おまけのようにアタックしているのがさらに強い。さらにアクション権を消費しないのがぶっ壊れている。そんな吸血鬼にも、弱点があります。今日は吸血鬼信者向け。なんでハロウィンの日に書かなかったんだろうね。
ニンニク十字架太陽光
吸血鬼の弱点、それはずばりコウモリと夜行であることです。吸血鬼とコウモリを合わせると圧縮と5コスト獲得を兼ねているので、同じく圧縮しつつ5コスト獲得ができる祭壇と比較してみましょう。
テンポダウン
吸血鬼はコウモリにならなければならないため、デッキ2周に1回しか使えません。祭壇などと同じように構築しようとするとテンポが狂います。
具体的には、デッキ2周目に吸血鬼購入、3周目にプレイ、4周目はコウモリで5周目に2回目のプレイ、以降2周に1回ずつプレイできます。
祭壇の場合、2周目に購入できず3周目購入になったとしても4周目にプレイ、5周目に2回目プレイ、以降毎周プレイできます。
吸血鬼は購入ターン分の1ターンだけ早くプレイできるかどうか、2回目以降は祭壇と同じかむしろ遅いということになります。高コストを楽に獲得できるので構築速度が上がりはするものの、通常の獲得系よりもテンポが悪いといえます。
獲得がしょぼい
祭壇は廃棄対象さえあればいつでも5コストカードを獲得でき、祭壇ターンに何も購入できなかったとしてもデッキ強化に大いに貢献します。対して、コウモリは廃棄対象があったとしても何か獲得できるわけではなく、しかも手札を2枚ないし3枚消費しているのでろくな購入を期待できません。コウモリターンはデッキ成長の観点で非常に弱いターンになってしまいます。
ターン区切り
アクションカードによる獲得であれば、その獲得したカードを即座に引いてプレイする、いわゆるターン内拡大再生産が容易です。しかし、吸血鬼は夜行であるがゆえにそれが非常に難しい(ほぼ不可能)のです。吸血鬼で獲得したカードは次のターンに初めて使うことになり、デッキはターンごとに区切られた旧時代の成長をします。これもテンポの悪さの一因です。
とにかく引け
遅いのが弱い、コウモリで手札を消費するのが弱い、それならどうすればよいのか。カードをたくさん引けばよいのです。祭壇デッキが1周している間にこちらが2周すれば速度の問題はありません*1。手札が10枚あれば3枚くらい消費したところで強い購入ができます。ヤギを強く使うためにドローが強いのだから、コウモリを強く使うためにもドローが強いに決まっているよね。
とにかく大量に引け、といっても、それは祭壇などの獲得系アクションにもいえることです。しかし、吸血鬼/コウモリにはそれらにない最大の利点があるではありませんか。夜行である点です。ターン内拡大再生産こそできないものの、夜行のプレイにはアクション権が必要ありません。祭壇をブン回すためには村と鍛冶屋がそれぞれ必要ですが、夜行をブン回すにはとりあえず鍛冶屋があれば足ります*2。アクション権を捻出しなくてよい、ほかに回せる、という利点を最大限に活用して有利をとりたいですね。