ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

大市場への道

207日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の207日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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アクセスルートを考える

 大市場。とても強いカードです。手札枚数もアクション権も消費せずに2金1購入を出してくれるのがコンボデッキにとってどれほどありがたいことか。金量源として頼りにできる出力でありながら、コンボパーツ集めに嬉しい購入権……なんてものではありません。2金1購入とはすなわち屋敷交換権です。大市場をもつ者は屋敷を枯らす権利をもちます。共謀者ですらとても強いと感じるのに、キャントリが確定していて購入権までついてくるなんて大盤振る舞いにも限度があるだろうというものです。

 そんなとてもとても強い大市場ですが、困ったことがひとつありますね。購入するのが難しいことです。最初の大市場が入ってしまえば、その金量を足掛かりに次の大市場を購入しやすくなりますが、その1枚目が大問題です。銅貨は資本、という金言は大市場の前では意味をなしません。はてさて、どのようにアクセスしたらよいでしょうか。

後のことを考えるとアクションで届かせたい

 2金以上、できれば3金を出してくれるアクションカードはとてもよい手段です。たとえば、金貸しは邪魔な銅貨を廃棄しつつ3金を出してくれるのでほかの金量源とそろいやすくなり、大市場購入に貢献します。3金を出すアクションといえば賞金稼ぎも有力です。こちらはアクション権が残るので、ほかのアクションと同時にプレイしやすく、コンボ構築が滑らかになります。馬商人は手札が狭くなりますが、どうせ銅貨は使えないので大市場を購入するうえではあまり困りません。残り3枚で3金だろうが2枚で3金だろうが、要求はそう変わらないでしょう。そんなことよりも、馬商人は金銀と同じ弱点を抱えているのが気になります。金銀の弱点は後述します。
 保管庫は最も簡単な手段です。それが銅貨であれなんであれ、捨ててしまえば関係ありません。たとえ手札が銅貨にまみれていようと、保管庫は大市場の制限に引っかからずに6金を出してくれます。ただし、大市場が猛威を振るうデッキでは中盤に保管庫で捨てるものがないのではないか問題があります。確実性が多少下がったとしても、ずっと役立つカードがないか探してみるとよいでしょう。まぁ終盤にはまたはたらくし雑に保管庫でもいいと思うけどね。

 金貨や銀貨は簡単ではありますが、ややちぐはぐです。大市場が強いのはキャントリゆえにリソースを食わないところですが、そのために金銀という手札を圧迫するカードを入れるようでは本末転倒です。できればあまり頼りたくない手段ですね。
 財宝一般が弱いわけではありません。石切場であれば初手で購入できる実質金貨として使えるため、金貨の遅さを解消し、多少の重さは許容できます。それだけでなく、大市場投入後の世界において石切場の価値が急激に上がります。2購入なら実質5金相当のはたらきをし、3購入なら7金相当、4購入なら……。2枚そろえば残りの大市場を一気にかっさらうことだってできます。また、危難のように序盤から戦利品を獲得できるなら遅さを無視できるのでナシとはいえません。石切場には大きく劣るけどね。つまり石切場ー危難(共同墓地廃棄)が最強では?
 ……戦利品ガチャを回したら盃を引きました。なーるほど。そこに戦利品より強い財宝があるじゃろ? そうそう、備蓄品を忘れてはいかんぞ。

 購入するのが難しいなら、購入せずに獲得すればよいのです。6コストを獲得する手段はそう多くありませんが、改築や願いで獲得できます。特に4コストカードを集める手段があるなら、改築が強力なアンサーとなります。4コストカードを集めるってどうやるんだって? ネズミとか右手に自身ニキが飼うカササギだよ。城塞でもいいね。

ドミニオンはデッキ構築ゲーム

 大市場はただなんとなくお買い物をしていては獲得がとても難しいカードです。どの手段でアクセスするか、そのためにどのカードをいつまでに入れなければならないか、よく考える必要があります。ドミニオンはお買い物ゲームじゃなくてデッキ構築ゲームだということがよくわかりますね。