ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

フレーバーと戦術

206日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の206日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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予告

 この記事のURL末尾1字を0に変えてみるとよいでしょう。そういうことです。

【文章Ⅰ】

 ドミニオンの舞台は現代日本ではない。当然ながら、その世界にあふれるもの・人・環境は我々になじみ深いものばかりであるとは限らない。現代日本に生活していて民兵と出会うことはほぼないし、鉱山といえばもはや出稼ぎの村はなく閉山した観光地である。ゴーレムではなく重機を使うし、自宅にあるのは厩舎ではなく車庫だ。乗船時にはタラップを使うばかりで、艀なんて字を見ることもない。外国の軍の駐屯地もとい基地はあるが、侵入を試みれば歩哨よりも先にセンサーやカメラに見つかるだろう。例を挙げればきりがない。とにかく、ドミニオンの世界は我々の住まう世界よりも神秘的で、暴力的で、我々の常識が通じるところではないのだ。

 郷に入っては郷に従え、という。ひとたびドミニオン世界へ転生し、そこで王国を広げようというのならドミニオン世界の作法で領地を獲得しなければならない。交渉して交換する、買い取る、そんなあまいことではいけない。誰よりも早く未開の地へ踏み入り、自分のものであると宣言するのだ。そのためには競合他国を妨害するのだって当然だ。神秘の力をもつ者に呪わせたり、内乱を起こさせたり、直接自分らの軍を派遣したりすることだってあるだろう。もちろん、すでに自分のものとなっている王国を発展させるのも忘れてはならない。荒れ地を開拓して村をつくり、職人を集め、商売の拠点となる組合も作らなければならない。内も外も同時にことを進めなければならない。これは難しいことだが、世界一の王国と成り上がるにはこのくらいのことはできて当然だ。

 ドミニオン世界における領土拡大の作法はゲームを彩るフレーバーに限った話ではない。勝ちを狙うときの戦術としても意味がある。談合により属州枚数を決めるのではなくデッキパワーをもって獲得合戦を行うべきだ(過去には日本選手権で談合による属州の均等配分が行われ問題となった)し、相手の構築を妨害するためにアタックカードを駆使すべきだ。魔女系統のゴミ撒き、大衆系統のデッキ破壊(大衆は実際には破壊していないが使えないのならないのと同じことだ)、民兵系統のハンデスなど、多種多様なアタックカードを使い分けたい。そして、アタックとはあくまでも相手を足止めするための手段である。自分が属州を獲得できるようにデッキを成長させることも忘れてはならない。コンボを組むらなら複数のアクションカードをプレイするために村を集めたいし、構築手数を稼ぐために工房系統のカードや購入権増加カードも獲得したい。アタックと成長を同時に行ってこそ勝利が舞いこむのだ。