3山終了のボスな凱旋
概要:凱旋戦では獲得数より購入数を意識しよう
テーマ:カード(カードではない)効果の理解
映画観たけど正直何がヒットしたのかわからなかった。米津効果?
負けた数だけ記事書く配信Part7の記事1/4本目。
多くのカードを獲得すればするだけ多くの勝利点を得られるド派手なイベントである凱旋。その性質上,凱旋購入ターンに一気に3山を枯らしてゲームを終わらせることが多くなります。中途半端に山を削るだけでゲームを終えられないと,相手の凱旋を眺めることになります。
かくとく・こうにゅう・がいせん
凱旋は多くのカードを獲得できるデッキであるほど強く,工房系のカードと相性がよいことはいうまでもありません。しかし,獲得数だけ増やしても購入数を増やせなければ凱旋デッキとしてくそ雑魚ナメクジです。
工房10枚1購入のデッキと工房0枚11購入のデッキを比較します。前者は工房による獲得10枚+凱旋による屋敷の11枚獲得で,凱旋を1回購入して屋敷とあわせて12点。後者は0金デッキと想定して銅貨10枚購入と凱旋による屋敷の11枚獲得で,12点。5金あれば銅貨9枚と凱旋凱旋で23点(最後の凱旋では負債を返済する必要がない)。10金あれば銅貨8枚と凱旋凱旋凱旋で33点。15金あれば……。
0金デッキでも購入数が多ければ工房10枚デッキと同じ勝利点を得られ,金量が増えるごとに爆発的に獲得勝利点が増えます。通常のコンボデッキであれば10金15金程度出すのはそう難しくなく,数十点の凱旋が現実的です。もちろん山枯らしの問題で出力金量をすべて凱旋にあてられるわけでもなく,獲得の完全上位互換とはいえませんが,複数回の凱旋権を持つことが重要です。
山を削ってきたの
凱旋権を複数持っていると強い点として,ゲームを終わらせない凱旋ができることが挙げられます。上述した例からわかりますが,2回以上の凱旋を1回の凱旋で上回ることはほぼ不可能です。そのため,ギリギリ3山できないときに山を減らしつつ2回凱旋することで,購入権の増えない相手に逆転される可能性を消して次のターンを迎えられます。その次のターンで3山すればよいのです。もしこちらも1回しか凱旋できないのであれば,山を中途半端に減らしたがゆえに相手の3山達成が容易になり,余った獲得で屋敷を水増しされて逆転ゲーム終了される危険性があります。
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凱旋については帝国といえばこの人 かも さんが詳しく解説した記事がDOMINION OVERLORDに掲載されています。よろしければぜひ~!
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