347日目
ドミニオンアドベントカレンダー2023の347日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
計画性が大事
行き当たりばったりではなく、きちんと先を想像して手を採るのは重要です。デッキ2周目を考えて初手を採ろう、というだけではありません。中盤でも、終盤でも、ゲームが終わらない限り先を考え続ける必要があります。今日は目先のことだけで満足している人向け。
1ターン先を見る
この状況を理解してください。
過剰引ききりできるくらいになったのでいい加減勝利点行動に入りたいのですが、ここで属属だけで購入を終えると次のターンに少し困ることがあります。その困ることと、対処法(今ターンにやることでも次ターンにやることでも可)は何でしょう? なお、相手は鍛冶屋2枚と民兵1枚でステロをしており、相手の捨て札にあるのはこちらの民兵で捨てた銅貨1枚となんらかのカード1枚の計2枚だけです。
次ターンの想像ークリックで表示
- 困ること:次のターンに金貸しが3金を出せないため16金が出ない
- 対処法:次のいずれか
・銅貨を購入しておいて金貸しが3金を出せるようにする
・次ターンに工房で銅貨を獲得して金貸しが3金を出せるようにする
・次ターンに金貸しを金貨に改築して16金を出せるようにする
一番おすすめなのは金貸しを改築する方法です。次のターン開始時にデッキにあるゴミの枚数を少なく抑えられるうえ、工房を自由に使えます。……と、ここまで考えられれば初心者の域は脱していると思いますが、実は、この状況はこれだけで終わるほど簡単なものではありません。もう少し、次ターンについて想像を膨らませる余地があります。
屋敷差ークリックで表示
こちらのデッキは16金しかありません。今ターンに属属購入したとき、相手が属州を購入できれば残り属州は3枚で9点ビハインドです。次ターンにも属属したとして、さらに相手も属州を購入できると3点差で負けます。これを解消する方法を考える必要があります。
ひとつは、次ターンに属属せず属公とし、屋敷差を埋めておくことです。この後も点差をみて公領を獲得します。
ひとつは、次ターンに属属だけでなく工房と改築を駆使して追加で公屋を獲得することです。相手は獲得が増えないので6点までしかとれず、7点リードのこちらをまくれないため最後の属州を獲得できません*1。
……と、このように点差を鑑み、公領を駆使して勝ちを狙えれば勝負がわかってきた感があります。が、まだ改築の力を侮っていませんか。
公領なんていらないークリックで表示
今ターンに属属し、相手も属州を購入して残りが3枚となれば、次ターンにその3枚をすべて獲得してゲームを終わらせることができます。
今ターン属属だけすると次ターンの金量は市場2枚・祝祭1枚・民兵1枚・密猟者1枚・金貨2枚の13金です。いえ、10金+金貨1枚です。次ターンに工房で改築を獲得し、それを引けば改築を2回プレイできます。この2回で属→属と金→属をし、10金で属州を購入*2すれば属州1枚廃棄3枚獲得で+12点しつつゲームが終わります。今ターンに12点稼いでいるので、合計24点です。相手は属3屋3の21点なのでこちらの勝ちです。
今ターンに属属銅と購入しておけば、あるいは今ターンで工房による獲得を村ではなく密猟者にしておけば、次ターンに8金+金貨2枚改築2枚のデッキを作れるので、+18点できます。無駄に不安定になるので今回はやりませんが、勝利点差がきついなら狙ってみるのもアリでしょう。