立案(一般用語)
354日目
ドミニオンアドベントカレンダー2023の354日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
総金量
昨日平均金量より偏りや総金量のほうが大事、といって偏りの記事を書いたなら今日は総金量の話。引ききりたい人向け。
計画の要
デッキのカードをすべて有効にプレイしたときに出る金量を総金量と呼びます。デッキを引ききらないステロではほとんど意味のない考え方ですが、引ききるなら総金量=1ターンに出せる金量なので購入計画を立てるうえでとても重要です。はい、今日の記事はおしまい。
カウンティング
理想をいえば、引ききる前から自分の総金量を把握しておくべきです。そうすれば、引ききったタイミングで必要な金量を用意しておくことができ、スムーズな成長ができます。必要なコンボパーツを購入するための金量を用意するだけのターンがなくなったり、山賊の金貨を最大効率で使えたり、そういうことができます。しかし、これをカウンティングするのは慣れないとそこそこ疲れます。
コンボ初心者は総金量が何金あるか厳密なカウンティングとりあえず忘れて、引ききりを作ることに注力しましょう。引ききってしまえば総金量がいくつかわかります。まずはここまでを手なりで進められるようにコンボ慣れしておくと楽です。ここまできてから、金量をどれだけ、どのように伸ばすか、残りのパーツは、属州はいつ頃とるのか考えればよいのです。
厳密なカウンティングは忘れて、といいました。しかし、大雑把には把握しないと銅貨を購入するはめになります*1。おおむね引ききりを作っていてコンボパーツ獲得に困らなければよいのですが、3金4金が出ないようでは困ります。工房で村鍛冶を獲得できても、その後の金量源が祝祭なら5金は残しておかねばなりません。この場合、総金量が6金か7金かはどうでもよいのですが、5金を割っていないかどうかはなんとなく把握しておくべきでしょう。難しいことはありません。そのために必要なカードをデッキ1周で見たか数えればよいのです。たとえば、初手で購入した銀貨はまだ廃棄していないでしょうから2金、密猟者が1枚あればもう1金、家臣を1枚獲得したならさらに2金で5金の確保はできています。ならば、銅貨の枚数は数えなくてよくなりますね。引ききりに集中しましょう。
成長計画
引ききったら、どう金量を伸ばすか考えます。そのためには何金までデッキを育てるのかを決めなくてはなりません。ここでは16金を目指すとしましょう。
目指す総金量を決めたら、その内約を決めます。たとえば、金貨2枚・銀貨1枚・祝祭2枚・市場2枚・密猟者2枚*2というように。
内約を決めたら、次に決めるのは順番です。今銀貨1枚・祝祭1枚・市場2枚・密猟者2枚の8金があるなら、残りは金貨2枚・祝祭1枚が必要です。単純に考えるため、今はもう引ききりに十分な余裕があってあとは金量増加と属州だけとしておきましょう。
ついついアクションカードに惹かれて祝祭を購入すると、次ターンは10金。するとあと金貨2枚を購入するのにさらに2ターンが必要になります。10金で祝祭祝祭と購入した場合は次々ターンが14金なので、やはり16金に届きません*3。最速で16金を目指すなら、ここでは金貨購入、次ターンに11金で金貨祝祭購入です。これなら次々ターンに16金が出ます。このように、通るコースによって目標金量への到達ターンが変わります。実際にはドロー力の問題などからもっと複雑なコースになりがちですが、できるだけ効率のよいコースを通りたいものです。
ほかのパターンでも、たとえば14金2購入から属金で17金2購入にしたりと、目標金量への道は様々です。まずは今の金量を知るために引ききりましょう(引ききり前から総金量を把握しておけば効率のよいコースを引ききり前から引けるのでよりよいよね)。
ところで、総金量の計算がそのまま次ターンの金量予測になっているのって計画を立てるうえでとても楽だと思いませんか。次に8金出るのか5金しか出ないのかじゃできることが全然違いますからね。これができるのも引ききりの強みです。