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322日目
ドミニオンアドベント（？）カレンダー2023の322日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
強さ≠優先度
今日は強いカードと優先すべきカードは一致するとは限らないという話です。ある程度パワーカードやデッキタイプを把握している人向けです。オンラインレート58の壁はこのあたりにあるんじゃないかなぁ（今日は4人戦で例を出しているけど）。
例
百聞は一見に如かず。こちらの4人戦サプライをどうぞ。
コンボをするにしてもステロをするにしても、書庫がなければ回りにくいデッキになるサプライです。地下貯があるとはいえコンボ寄りかなぁと思っているのですが、コンボを組むなら初手再建の相方は家臣より優先したいものがあります。村落です。
コンボを組むときの再建の相方として、銀貨は呪いなのでなし、地下貯蔵庫は生産性がないのでなし、として候補は村落・増築・家臣・願いの井戸です。
村落は初手で購入しても生産性がありません。それでも地下貯蔵庫と違って候補に残るのは、未来の生産性が非常に高いからです。このサプライにおいては、アクション権を増やす手段が村落しかありません。なんとしても3枚確保したいカードです。それは他プレイヤーも同じですし、再建をプレイしたターンには村落意識が強くないプレイヤーですら村落を自然に購入します。つまり、村落は一瞬で枯れる山です。このため、初手から集めにいく必要があります。
増築は2金が出るためワンチャン書庫を狙った手です。今後を見すえても、ある程度圧縮の済んだ再建を書庫にしたり、適当に獲得した値切り屋のおまけをパーツや金貨にしたりする役割を与えられそうです。ただし、基本的には5金は望めないと思ったほうがよいでしょう。呪いｰ銀スタートの5金率が49%で、（再増銅銅銅で再建を優先するなら）再建ｰ増築はそれ未満の確率です。しかも、5金が出たとしても実はあまり強くありません。再建とかぶって書庫購入を優先してしまえば強力な圧縮を逃すことになりますし、めちゃくちゃに運がよくて5金を出しつつ再建をプレイできたとしても、3周目のデッキがターミナル過多になります。再建・増築・書庫に加えて屋敷を再建した家臣家臣があるデッキで再建ターンに購入した村落が1枚あるのみです。屋敷を家臣ではなく銀貨や願いの井戸にした場合はターミナル過多を避けられますが、他プレイヤーが屋→家をしているので自分の分の家臣がなくなる可能性がありますし、そもそも銀貨も井戸もデッキに必要ではありません。強い動き（書庫購入）を狙った結果が弱い動き（ターミナル過多で事故必至or家臣スルー）になるのでは本末転倒です。また、自分の都合を無視しても書庫を急ぐ必要はあまりありません。村落は3枚4枚とほしいカードでしたが、書庫は2枚か多くても3枚もあれば十分です。急がなくても枯れません。
家臣もワンチャン書庫を狙った手です。家臣は増築よりも1ドローがある分両アクションのプレイ確率も再建の底確率も下げることができます。しかし、家臣で再建をプレイできても5金は出ませんし、分かれて5金が出たとして強くないのは変わりません。
願いの井戸は研究所です。2ドロー1アクションにより再建底を防ぎ、屋敷を2枚再建しやすい手です。とても強い手ですが、書庫デッキにはあまり必要がないので、書庫コンボを組むなら村落スタートに劣りそうです。願いの井戸自体はナシではありませんが、再建ｰ願いの井戸を採るなら書庫デッキではなく金貨や値切り屋を使ってステロ気味に動くことになりそうです。書庫デッキとどっちが強いかは正直なところわかりませんが、組むのはこちらのほうが圧倒的に簡単でしょう。
単体で強いのは村落ではなく書庫。村落は何も考えなくても購入できるが、書庫は購入するための手を採らなければ必要な金量が出ない入手難度。それでも、書庫よりも村落を優先的に獲得することもあるんだよというお話でした。
