村落詳解
51日目
ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の51日目。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。
詳解10
この記事で評価が変わったカードの紹介だけしたけどせっかくならもう少しちゃんと解説すればいいじゃんと気づいたので始まった詳解シリーズ。10日目は村落。
手札を減らせるカード
コンボにほしいアクション権と購入権を出せる格安カードです。手札消費は普段ならデメリットですが、書庫系と組み合わせるときは嬉しいこともあります。最低限キャントリップで、足を引っ張りにくいのもよいです。
見誤ったポイント
ここで、僕が初心者だったころに村落がどう見えていたかをまとめます。
強いところ
- アクション権も購入権も必要に応じて出せる
- 安い
弱いところ
- 購入権を増やしても手札が減るのでうまく使えない
引ききりデッキを組めなければこんなもんです。祝祭堀は手札が増えないので弱い理論はちょくちょく目にしますが、村落はアクション権と購入権を増やしたら鍛冶屋と組んでも手札が増えません。
村落評
現在の村落評はこんな感じです。
強いところ
- アクション権も購入権も必要に応じて出せる
- 再建ターンでも購入できるくらい安い
- 手札を減らせる
弱いところ
- 手札が減る
アクション権も購入権もコンボにほしいものです。手札を消費してしまうとはいえ、そのどちらも出せるというだけで嬉しいものです。いらないときは手札消費しませんしね。
捨て札してしまうのは普段ならデメリットですが、書庫系と組み合わせればそのデメリットが消えるどころか、手札の勝利点を捨ててドローに変換してくれるのでむしろ助かることすらあります。
とても安いというのはコンボデッキを組む際にとても助かる点です。圧縮ターンにカードを獲得しにくい問題を解決してくれるからです。買えない村より買える村落です。特に、執事や再建といった2枚廃棄は強力で、そのターンにも購入できるというのが重要です。再建で屋屋→番犬番犬しつつ村落購入とかとても楽しそうじゃないですか。
使い方
単体では弱いカードなので、ほかにアクション権や購入権を増やす手段があるならそちらを使えばよいでしょう。ただし、手札を捨てることが有利にはたらくギミックがあるなら話は変わります。
書庫系と組み合わせるときはもちろん、移動動物園と組み合わせるときも有効にはたらきます。多少圧縮があまくとも、かぶった銅貨を捨てることで3ドローすることができるようになります。2枚捨てて3ドローでは手札は増えませんが、回転を上げられる点で捨てないよりよいでしょう。また、2枚捨てた村落は鍛冶屋と組み合わせても購入権しか増やせませんが、移動動物園でドローを補えるならアクション権も増えており、メインドローは移動動物園のほかに用意するとしても村落がいつも以上に強くなることは確かです。1枚捨てるだけで移動できるなら同じ結果を得る鍛冶屋より手札が1枚多くなりますしね。
最近のカードでは、番犬がおもしろい動きをします。4ドローには手札枚数の条件が必要なので結局のところ普通の村鍛冶のような手札増加はしませんが、村落鍛冶屋なら常に5枚のところ、村落番犬なら6枚と7枚をいったりきたりします。鍛冶屋より少しだけ強いことができそうです。
引ききってからは、余った馬などを2枚捨ててから1枚だけ引き直すことで積みこみができます。引ききる少し前から捨てておけば積みこみ枚数を増やせます。また、積みこみではなく、原住民の村に狙い撃ちさせることもできます。願いの井戸も、捨てたカードなら確実に当てられるので村落のデメリットを軽視できるようになります。