5コストの木こり
237日目
ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の237日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
木こりは現代にも生きている
僕は老人なのでドミニオンで購入権の話をするときについつい木こりを例に出してしまうことがありました(最近は市場を使えているはず)。若い人にはそんなカード知らないと怒られてしまいそうです。でもみなさん木こりを使っているじゃないですか。それも5コストの。
交通費がかかる
ワイン商は5コストカードながら4金を出すハイパワーカードです。出力金量だけなら死の荷車というライバルがいますが、あちらは餌が必要なのに対してこちらは何も失いません……本当ですか?
ときどき、ワイン商を1回だけプレイして毎回酒場マットから落としている人を見ます。さて、このときのワイン商は実質的に何金を出しているといえますか。実際に出しているのは4金ですが、酒場から帰ってきてもらうために2金の交通費が必要です。ということは差し引き2金1購入のはたらきしかしていません。これって木こりですよ。
ワイン商の交通費は何人帰そうとも2金で足ります。玉座系で複数回使ったり、複数枚のワイン商を使ったりすればだんだんと効率がよくなります。たとえば2枚を帰すなら3金、4枚を帰すなら3.5金出しています。……あれ? あんまり強くない気がしませんか? ターミナル非ドローアクションをそんなに連打する苦労(一般用語)をして得ているにしてはちょっと物足りないような……?
もちろん購入権もあるので3山力がありバカにできる出力ではありませんが、もっと強く使えるときがないか考え方を変えてみましょう。つまり、帰さないで使うパターンです。
呑んだくれてもらう
ワイン商の交通費を払わないなら、それは真に4金を出してくれます。このため、かなり早い段階で高額イベントに手が届きます。相続や植民を5ターン目に購入できたらとても強いと思いませんか。特に植民だと呑んだくれたワイン商に代わって素面のワイン商がやってきてくれます。
出力に波があるデッキでも有効でしょう。荒れ場で属州に届かせ、次ターンのしょぼい手札でワイン商を帰すなら実質的に交通費がかかっていないようなものです。また、航海のきつい制限下でも頼もしい味方になります。3枚という制限の中で高出力を実現するために有効ですし、どうせ大したことができないターンなのでワイン商を帰すだけと割りきっても十分です。
たまには賞品の味見をさせてあげよう
ワイン商は基本的には複数運用を考えたいカードですが、たまには深酒をさせてあげてもよいかもしれません。ところで、ワイン商の木こり的運用にできて木こりにできないことがあります。さて、なんでしょう?