ホシヅクリから学ぶドミニオン
190日目
ドミニオンアドベント（？）カレンダー2023の190日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
厳しい制限の中で改築が強い
アプリ版ホシヅクリで「初めてのホシヅクリ」を回していて痛感しました。雷の圧縮力が凄まじいと。
雷はドミニオンでいうところの改築なのですが、手札枚数と手数が厳しく制限されるホシヅクリにおいて不要なカード・プレイしたくないカードをデッキから排除し、代わりに有用なカードを入れるというのはとても強力です。初期デッキのせいでそろわなかった3色がそろいやすくなります*1し、同色プレイで出せる枚数も増えます*2。また、生成によってデッキを強化するには（特殊なケースを除いて）軌道を1以上進めることになりますが、雷なら3色プレイで0軌道にしながらカードを獲得できます。3色でなくともたった1の軌道増加でカードを1枚獲得できるのは破格のコスパだと思いませんか。
非ホシ民にはなんのこっちゃの話をしてしまいました。でもこれって改築は強いよってことなんですよね。上の段落をドミニオンに置き換えて書き直してみます。
改築は弱いカード・プレイできないカードをデッキから排除し、代わりに有用なカードを入れる強力なカードです。初期デッキのせいでそろわなかった村鍛冶がそろいやすくなります*3し、1枚あたりの出力も（おおむね）増えます。また、購入によってデッキを強化するには1以上の購入権が必要になりますが、改築なら0です。もちろん改築と餌で2枚の手札を消費しますが、2枚で追加購入できる範囲より高いコストのカードを獲得できるはずです。これは破格のコスパだと思いませんか。
単純な廃棄枚数は1枚だけで、廃棄した分だけ獲得しているのでデッキ枚数は変わっていませんが、獲得したカードは有用なものなので実質的に1枚圧縮といえます。
雷/改築が圧縮しているのはデッキ枚数だけではありません。本来なら軌道増加/購入権消費して得るカードをこの廃棄と同じアクションで達成しており、獲得手数も圧縮しているといえます。
ドミニオンとはぜんぜん違うゲームのホシヅクリですが、ドミニオンと共通するところもあるねというお話でした。手札枚数と手数が強く制限されるので、ホシヅクリをプレイすればミニマリスト構築の思考は培われるかもしれません（……が、大量獲得する暴力デッキ構築の練習にはならなかろう）。
