ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

圧縮は弱い

123日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の123日目。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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強いのはきれいなデッキであって圧縮行為ではない

 どこかで書いたような気もしますが、圧縮って弱いんですよ。いや強いからやれって教わったといわれそうなんですがちょっと落ち着いてください。強いのは圧縮されたデッキであって圧縮という行為じゃありませんよね。ゴミがないデッキが強いのであって圧縮のために手札やアクション権を消費することは何も得られない弱い行為ですよね。そんな弱い行為にはできるだけ手数を割きたくないものです。

 圧縮カードにも強弱があります。弱いことで有名な交易路は、圧縮可能枚数が少ない(圧縮にかかる手数が多い)、アクション権を消費する、手札を消費する、と、望ましくない要素が詰まっているのがわかります。逆に、強い圧縮として衛兵が挙げられます*1が、こちらは圧縮枚数そこそこ、アクション権を消費しない、手札も消費しない、と嬉しい要素が多いのが特徴です。それでもなお、圧縮は弱いのです。

生産するか圧縮しないか

 圧縮の悪いところは、何も生産していないところです。その衛兵を購入したところをほかの5コストカード、たとえばギルドマスターにしていればプレイ時にもっと高額のものを購入できていませんか。圧縮戦術は何も生産していない無のターンがあるがゆえに*2、スピード勝負に勝てなくなります*3。圧縮していればよかったのは昭和のドミニオンまで。令和の今、圧縮する時間すら惜しいことはよくあります。スピードが求められるとき、生産性のある圧縮を選択したり、圧縮しないことを選択したり、とりあえず上に伸ばしてから圧縮したりすることを考えなくてはなりません。

 生産性のある圧縮とは、何かを獲得したり、金量を出したりするものです。改築や賞金稼ぎなどがあてはまります。圧縮枚数こそ少ないものの、工房や金貨を内包しているともとれます。
 圧縮しないとは、倉庫系や岩屋など疑似圧縮ですませたり、とにかく大量の馬やウィスプなどで無理やり回したりすることを指します。捨てた銅貨を会計所などで回収できると金量増加問題も解決できてなおよいでしょう。銅貨は資本。有効活用しましょう。
 上に伸ばせるなら圧縮しなくてよいのではないかといわれそうですが、まぁいくら弱い行為といえども安定性はほしいじゃないですか。たとえば、いきなり圧縮から入るのではなく、ある程度の金量源を確保するのを優先するのが挙げられます。銀ー寄付みたいな。また、造幣所もこの系統です。何らかの手段で1回だけ大量に銅貨を引き造幣所購入で一気に圧縮、次ターンからは金貨なり白金貨なりを増やす、という動きはまさに伸ばしてから圧縮するものです。造幣所は圧縮後の金量問題を解決してくれるのが優秀ですね。

 とりあえず全圧縮。礼拝堂最強。そんな時期もあります。でも、全力圧縮以外のルートも考えてみませんか。……と、いう今日の記事はぐらわんさんのギルマスから入るほうが早そうってツイートを見て思いつきました。

*1:苦虫をよく咀嚼して舌の上で転がしているかのような顔をしながら書いています。

*2:そして銅貨に代わるリソースを確保するための手数が必要であるがゆえに。

*3:4人戦における対ステロでは、屋敷廃棄分をまくるだけの構築力が問われるのも難しいところです。