3山の鬼
83日目
ドミニオンアドベント（？）カレンダー2023の83日目。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。 docs.google.com
ゴリゴリ削る門下生
玉座の間って強いですよね。1枚のカードを2回も使えます。コストの踏み倒しやアクション権のごまかし、何にでもなれる柔軟性の高さなど、ほめるべき点はいくつもあります。そんな玉座の間では満足できず、プレイしたカードを獲得する効果までもってしまったのが門下生です。玉座でさえゲーム展開を進めるのに、門下生のもつカードの獲得効果が3山に貢献するため、ゲームが急加速します。
3山の加速は2つの要因によって起こります。ひとつは単純に獲得することによるサプライ削りで、もうひとつは過剰引ききりによるターン内拡大再生産です。
サプライ削りについては書くまでもないのですが、購入権を消費しないこと、獲得コストに制限がないこと、という2つのことから山枯らしが容易になります。通常であれば勝利点行動+3山のための購入権と金量の確保には労を要しますが、それを大幅に軽減できます。
ターン内拡大再生産について、たとえば門下生による獲得が鍛冶屋なら大した問題ではありませんが、工房などの獲得系カードや祝祭などの金量出力カードであればそのターンの獲得可能枚数が大きく増えます。工房・祝祭の例について具体的に想像してみましょう。
工房であれば門下生なしだと過剰引ききり下でも2枚しか削れない*1のに対し、門下生があれば門下生工房による2+1枚+過剰引ききりによる3枚*2で6枚も削れます。工房であればお互いに少なくとも1枚は入れているでしょうから、過剰ドローにより引いた工房でも工房を獲得すると、残りの工房は2枚以下になります。枯らすのが簡単だとは思いませんか。もちろん、もっと枯らしやすそうな山、たとえば家臣があるならそちらを獲得してもよいでしょう。門下生工房で家臣を2枚+工房を1枚獲得し、過剰ドローにより工房をプレイしてさらに家臣を獲得すれば工房1枚+家臣3枚を削れます。家臣は金量が出るのでそのターンの購入が強くなるのがよいですね。
祝祭の場合を考えてみます。祝祭はターン内拡大再生産には基本的に使えないカードですが、金量と購入権を増やしてくれる3山御用達カードです*3。素祝祭だと過剰引ききり下であろうとなかろうと購入できる屋敷は1枚だけですが、門下生過剰引ききり下では門下生祝祭で2枚+門下生で獲得した祝祭で1枚で3枚も購入できます。16金8購入に大きく近づきますね（16金8購入については金言カレンダーをどうぞ）。
教師より強い
教師は鍛冶屋にアクションをつけたり祝祭にドローをつけたりと夢のあるカードです。しかし、手に入るのが門下生より1周遅く、効果を得られるのはさらに1周遅いという重大なハンデを背負っています。ドローやアクション権など、必要なパーツがそろっているなら教師にするよりも門下生のままブイブイいわせたほうが強い、というより教師にしている暇がないことは多々あります。教師の夢をやみくもに追うのではなく、門下生でデッキを強化し、山を枯らす道を探してみませんか。
