ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

日々

試合予定おしらせBot

 今日11/8も明日11/9も今のところ試合はないようです。この告知作業もそろそろ終わりか……。

312日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の312日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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ワードウルフ:ドミニオン

 昔、ワードウルフ:ドミニオンを遊びました。

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 見事に猫耳エルフさんとカードの評価が合わなかったのですが、ドミニ力(どみにちから)云々の前に環境が違いすぎるのが大きそうだなと思った次第です。今日はある程度各カードの評価が定まった、ドミ歴の長い中級者向けの記事です。

定まった評価

 ある程度カードの強さや使い方、定石を知ると、サプライを見たときに使う頭の量が減ります。まずないであろう弱い手を評価する必要もありませんし、よくわからなければ似た手から強さを想像することもできます。経験数が少ない人よりも、早く、正確に判断を下せるでしょう。ただ、この「経験」に頼りすぎると、痛い目を見ることもありそうだよなぁと思います。

覆る評価

 ドミニオンのカードについて語るとき、語り手が毎回付け加えたいフレーズがあります。「サプライによる」ってやつです。カードの強さがサプライによるのはもちろんですが、この「サプライ」ってもっと広い範囲を指していると思いませんか。

 たとえば、プレイヤーの人数。大使館が「弱い」ためにリストラされたという噂を耳にしますが、ステロが有利になる4人戦では誤った評価といえるでしょう。いつも4人戦ばかりやっている人がたまにオンラインで2人戦をするとき、この点を考慮しないで経験に頼ってしまうと、惨敗します。大使館は銀貨が勝手に入ってきてゲームが勝手に終わるから強いのであって、相手が属州に触らず、大使館にも触らない2人戦だと大したことはありません。
 カードプールによっても評価は変わります。またまた大使館の例ですが、これは異郷1stよりも2ndの時代のほうが強くなっています。村人によってアクション権を気にしなくてもよくなり、純粋に掘れる枚数が正義になったのはもちろん、村有緑地や進路、織工といったわかりやすく相性のよいカードが増えたためです。なんで相性のよいカードを入れながらリストラしてんの?
 時代によっても変わります。これはカードプールとも密接にかかわりますが、古事記レベルの古代にはステロが最強といわれたこともあったらしいですし、策士ループが強いとされる時代もあったようです。しかし、カードパワーが上がったり研究(一般用語)が進んだりすると、きっちり組んだほうがよいことが多いと評価されるようになりました。さらに進んで令和の今、4人戦ならきっちり組む必要はなく(というかそうすると遅い)、コンボでも引ききらないで適当に属州を撫でるほうが勝ちやすいということもあるようです。銅貨は資本、というのも古代ならステロの話になりますが、現代ならコンボでもいえることですね。
 遊んでいるプレイヤーによっても変わります。異様に海賊船や収税吏の評価が高い集団で遊んでいれば、たとえそれが弱いサプライであっても初手から選択されるでしょう。そうすると、ふつうなら弱いはずのそれらのカードが支配的になりえます。1人2人の海賊船は怖くなくても、3人から飛んでくるとさすがにダメージが大きく、ふつうの構築ができなくなることもあるでしょう(これってプレイ人数も関係しますね)。手順の評価も、「まずは村を枯らしてからゲームが始まる」という集団なら村ー村の初手が圧倒的大正義でしょうが、ふつうの構築ならこれは効率の悪い弱い初手です。

頼りすぎない

 脱線しかしませんでした。とにかく、カードの評価はさまざまな要因によって変化します。経験に頼りすぎると、目の前のサプライを正しく読めないこともあります。上述した要因でカード個別評価が正しく行われなかったり、特定の爆発する組み合わせを見落としたりします。たまには、意識的にまっさらな目でサプライを眺めてみるのもよいのではないでしょうか。難しいけどね。カードの組み合わせ評価をカード名ではなく効果や理由で覚えておくのもよいでしょう。「大使館&坑道」ではなく「捨て札効果&捨て札リアクション」というようにね。そんな記事(礼拝堂の相方は密猟者じゃなくて乗馬じゃねみたいな記事)は以前にも書いた気がする。