先見の明
144日目
ドミニオンアドベント（？）カレンダー2023の144日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
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決め打ちではうまくいかない
ドミニオンには強い初手や手順が存在しますが、その基準はサプライによっても、何をしたいのかによっても違うのがおもしろいところです。単純にパワーカードを選ぶだけではうまくいかないこともあります。なぜその手をとるのか、デッキ2周目、3周目まで考えてみてはどうでしょうか。以下例示。
最初のゲーム
「最初のゲーム（初版の場合は商人→木こり）」では工房ｰ改築の初手がかなり強く、デッキ2周目で購入と合わせて村村鍛冶屋鍛冶屋や村村村鍛冶屋と獲得できれば一瞬で引ききれるようになります。このサプライは引ききりに必要なパーツが4コスト以下で、工房や改築は民兵を受けてもそれらに届くのが偉いですね。しかし、どんな卓であっても「最初のゲーム」で工房ｰ改築が最強かというとそうではありません。
2人戦なら素直なコンボ構築を目指せばよいですが、4人戦4番手ともなると工房ｰ改築から入っても村を2枚しか獲得できないことは珍しくありません。それどころか、工房ないし改築を3ターン目に引けなければ1枚で終わってしまってもおかしくありません。村を確保できないのにターミナルアクションが2枚も入っていると鍛冶屋を入れづらく、結果として民兵に弱いデッキになります。それならば、大した仕事をしない工房や改築*1から入るよりも村ｰ村から入るほうが強い*2こともあるでしょう。僕は過去に密輸人ｰ密輸人から誰よりも多くの漁村と船着場を集めた4番手を見ました（さすがに思いきりよすぎな気もする）。
あるいは、上3人がみんなして鍛冶屋ｰ銀からステロゴリラ力を見せつけようとしてきたらどうでしょう。村枚数には余裕がありますが、ターン数に余裕がありません。村確保よりも先に民兵をぶちこむ体制を整えるのが先でしょう。
ターミナルｰターミナル
「最初のゲーム」でターミナルｰターミナルの初手が許されたのは、そのアクションによって村を獲得できるからです。もしも村が5コスト以上にしかなかったなら工房ｰ改築ではいつまでも村をとれず、延々とターミナルアクションばかり獲得することになります。そうでなくとも、ターミナルから入るならデッキ2周目で入れるアクションがターミナルじゃないか確認しておきましょう。極端なたとえですが、辺境伯を購入したいのに初手を共謀者ｰ闇市場とすると、デッキ3周目でターミナルアクションばかりになってあまりにも重いデッキになります。それならば、闇市場ｰ村で7割の5金を祈ったり、闇市場ｰ銀貨でターミナルアクションを減らしたりするほうがよいでしょう。
手札廃棄
圧縮によって得られる恩恵は大きいものですが、手札から圧縮するカードはそのターンの購入が貧弱になるという弱点を抱えています。この弱点はあまりにも大きく、とりあえずデッキを回す体制を整えてから安定性のために圧縮をするというような手順も存在するくらいです。しかし、サプライに施しがあるならそんな心配は必要ありません。また、執事のような2枚廃棄カードであれば2金を期待できるので、2コスト以下に優秀なアクション*3があるなら施しがなくても執事ｰ執事のような強圧縮スタートが王道でしょう。
