ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

鍛冶屋ステロはコンボである後編

73日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の73日目。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。 docs.google.com

続・鍛冶屋ステロに隠れたコンボ脳

 鍛冶屋ステロに隠れたコンボ要素を探す2日目。3日目には続かないようにがんばるぞい。1日目はこちら

次ターンの予想

 この記事で、鍛冶屋ステロの3ターン目銅4屋1は鍛冶屋を購入すると楽しいと書きました。なぜそう考えられるかといえば、次のターン、つまり4ターン目に何を引いて、その結果何が起こるか予想できるからです。でもこれ、もちろんステロだけの話ではありません。コンボでも同じように次ターンの予想が大事になる場面が多くあります。

 予想が大事な場面は多すぎてとても書ききれないのですが、たとえば村を購入したい3ターン目に5金が出てしまったら、5コストカードにするか村にするか迷いませんか。そのときは、4ターン目に何金出るか考えてみるとよいでしょう。次ターンは5金なんて出ず、3金なら出るのではありませんか。シャッフルタイミングを考慮すれば、3ターン目の購入も4ターン目の購入も変わりません。もっとよく考えてみれば、そもそも村が必要ないタイミングかもしれないし、もっと早く考えてみれば、2周目にもターミナル購入でデッキが窮屈になるなら初手ターミナルーターミナルは悪手だと気づいたかもしれません。
 引ききりデッキだと、次ターンの獲得可能枚数もわかります。もはや予想ではなく予言レベルでわかります。このターンに何を獲得すれば次ターン何金出るのか、その何金で何を購入できるのか、数ターン先を見すえて構築ができれば無駄が減ります。7金2購入で金貨を買いますなんてことも避けられるはずです。16金1購入でしたなんて残念なデッキともおさらばです。金貸しを使っていたからさっきより1金減って属属できませんでしたなんて恥も晒さずにすみます。
 相手の動きも予想できます。引ききらないデッキ相手でも、さっき金貨が固まっていたからこのターン属公されることはないだろうなと予想できますし、引ききりデッキ相手ならもっと厳密に詰められます。残り属州3枚にしたら次ターン枯らされるからここは公領で粘ろうとか、これ以上村を削ったら3山されるとか、軍用金で何を禁止すべきかとか、さまざまな判断に影響が出ます。相手のデッキ内容とプレイ内容から、今の手札や次の動きがある程度わかるのです。

シャッフルタイミング

 4ターン目に鍛冶屋をプレイするとシャッフルが入って分割管理が始まるから鍛冶屋を買おうといいました。このシャッフルタイミングへの意識もコンボ構築に生きます。これほどシンプルな状況にはなりにくいものの、たとえば厩舎や地下貯蔵庫で回して捨て札にゴミがたまっている状態でかつ山札が2枚以下のときの鍛冶屋は、4ターン目鍛冶屋と同じく弱い山を作る鍛冶屋です。鍛冶屋ステロであれば前のターンに鍛冶屋を仕込むことでごまかせますが、疑似引ききりデッキではそうもいきません。シャッフルが入らないように地下貯蔵庫で捨てる枚数を調整したり、中途半端になってしまったら鍛冶屋をこらえたり、キャントリ投入で調整しやすくしたりしましょう。山に残った2枚は弱いかもしれませんが、弱い5枚の手札よりは弱い2枚+強い3枚の手札のほうがマシです。と、このあたりの対策例が以下に書かれています。先に挙げた予想の大切さも説かれていますね。つまり本記事は完全な2番煎じでは……? このブログおもしろいので全部読むといいですよ。数がどちゃくそ多いけど。

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 本記事の冒頭で、3ターン目の購入も4ターン目の購入も変わらないといいました。4ターン目の購入フェイズ前にシャッフルが入らないなら、どちらで購入しようと山札になるのは4ターン目の購入が終わってからだからです。つまり、シャッフルまではデッキ内容は実質的に更新されていないといえます。この、シャッフルによりデッキ内容が更新されるというのは、デッキ強化だけでなくデッキ弱体化、すなわち勝利点行動時にも抑えておくべきポイントです。もうシャッフルが入らないならどれだけ弱い勝利点カードであろうと入れ得ですし、場合によっては以下の記事で紹介されているような属州と公領の順序逆転現象だって当然に発生するわけです。あれ? やっぱり本記事は完全な2番煎じでは……?

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