155日目
ドミニオンアドベント（？）カレンダー2023の155日目。サムネはここにあるよ。昨日の分はぐらわんさんが書いた錬金術のすゝめです。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
富める者の義務
初手4-4できる素敵なイベント、それが施し。徳を積んでいれば初手4-5だってできちゃう凶悪なイベント、それが施し。お金があったら受けられないけど、お金がなかったら物を恵んでもらえるフレーバーバッチリなイベント、それが施し。
施しは初手4-4を可能にするため、2周目のデッキが普段よりも強力になりやすいイベントです。また、圧縮が弱くなりにくく、圧縮しながら上へ伸ばす構築が大正義です。初手から爆速で組ませてくれる施しへの感謝の気持ちを絶やさずゲームを駆け抜けたいですね。
基本セットに礼拝堂というカードがあります。手札を4枚まで廃棄できる、元祖にして王道の圧縮カードです。この廃棄量は拡張を重ねた現代のドミニオンにおいてもトップクラスであり、非常に優秀なカードであるといえます。しかし、圧縮に全力を注いだがゆえに圧縮ターンの生産力がなく、デッキを上に伸ばしにくいという弱点があります*1。礼拝堂は何も生まないのに手札がないのだから当たり前ですね。これは礼拝堂に限らず、手札を圧縮するカード全般に共通します。……が、それは施しがなかったらという条件つきの話です。施し場においては手札0枚でも序盤の購入に困ることはないため、手札圧縮の抱える弱点が解消されたといってよいでしょう。普段より圧縮を強めに評価する必要がありますよというお話でした。
これは余談ですが、手札の財宝をプレイして4金を出せるときでも、1枚しか購入しないなら財宝をプレイせずに施しを購入すべきです。自分が得るものはなんら変わりませんが、相手に与える情報が違います。与える情報は少ないに越したことはありません。
これは余談その2ですが、語り部などで財宝をプレイしても施しは得られませんし、冠をプレイしても施してもらえません。法貨や魔法の巻物をプレイしたときは場に財宝が残らないので施されますが、法貨を呼び出すと施しを受けられません。注意しましょう。
*1:これに対して、圧縮力では礼拝堂に劣るものの生産性において優秀な圧縮カードは多くあります。たとえば、金貸しなら金量、仮面舞踏会なら手札枚数が優れています。
