ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

3歩進んでまた進む

133日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の133日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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大きい執事

 伯爵は大きい執事です。せっかく大きいのだから執事にしてはいけません。

 伯爵の効果は選択×2という特殊なものです。基本的には先に選ぶ効果が弱く、後に選ぶ効果が強く設定されています。そして、それぞれの選択においても強い選択肢と弱い選択肢があります。ところで進路は捨てても廃棄してもいいから伯爵デッキに入れやすいね。

先の選択肢

 基本的には悪い効果ですが、場合によってはこちらもよい効果になります。うまいこと利用できると伯爵の強さが倍どころの騒ぎではないので悪用を考えてみましょう。

 捨て札は移動動物園や書庫系など、強力なシナジーがない限りは選びたくありません。わざわざ自分から拷問されることはありません。見なかったことにしましょう。ただし、手札を使いきった状況なら話は別です。手札がなく、1枚も捨てられなかったとしても3金などの効果は得られます。デメリットだけが消えてくれます。

 デッキトップに置く効果は逆用しやすい効果です。単純に村を次ターンに積みこんでもよいですし、馬上槍試合などセットにしたいカードの片割れを次ターンに送ることもできます。しかし、積み込みではなく、屋敷などを戻す純然たるデメリットとして選択する際には回転力を落としているということを忘れないようにしましょう。選び続けているとどんどん相手に差をつけられてしまいます。

 実は選びやすい効果です。令和ドミニオンでは銅貨を許容できることが多く、あまりデメリットにならないこともしばしばあります。そうでないサプライでも、後の選択肢から圧縮を選ぶときは、先の選択肢からは銅貨獲得を選びましょう。圧縮の逆なのに何で、と思うかもしれませんが最も効率的です。
 圧縮に際して捨て札する場合を考えてみましょう。圧縮枚数は伯爵以外の手札枚数ー捨てる2枚です。手札5枚から使おうものなら2枚しか圧縮できません。弱い執事です。対して、デッキトップに置く効果を選べば手札枚数-1枚、銅貨獲得を選んでも差し引き手札枚数-1枚です。トップ置きと銅貨獲得では回転力の観点から銅貨獲得が優れています。廃棄したくないカードを逃がすなら銅貨獲得以外の効果でもよいですが、その場合は圧縮を選択するのが弱い効果になっていないかよく確認してください。

後の選択肢

 3金は非常に弱い効果です。これを目的に伯爵を購入するのはやめましょう。先の選択肢を有効活用できないなら執事未満にもなりえます。アクション権を消費して3金出すだけの5コストアクションなんてコスパが悪すぎます。圧縮後にアクション権が余っている、捨て札シナジーがあるため金貨より強い、など、3金を使うなら何か明確な理由がほしいところです。

 手札5枚から使ったところで、ほぼ礼拝堂の下位互換です*1。使うなら大量ドローから一気に圧縮を終えてしまいましょう。やむをえず手札5枚から伯爵圧縮を行う場合、先の選択肢による圧縮効率の影響が大きいので絶対に間違えてはなりません。

 公領獲得効果は自分で使うとあまり強く感じないかもしれませんが、相手に使われるとその脅威がわかるかと思います。公領を獲得できるカード全般の強みですが、購入権を消費せずに差をつけたり縮めたりできるため、これがあると勝利点レースで圧倒的に有利です。執事にはない、明確な伯爵の強みです。ただし、むやみやたらと獲得しているとデッキが回らなくなるので、必要最低限の枚数を獲得するのに留めましょう。

*1:アクション事故を起こしていた場合に相方を次ターンに送れるくらいしか下位互換じゃないところがないが、そんなものはメリットというほどのものではない。