194日目
ドミニオンアドベント（？）カレンダー2023の194日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
特殊な例を説明しないのはよろしくない
馬などで強引に引ききれる場合は圧縮しないか、するとしても後回しでよい、とは何回かブログに書いたように思います。いやいやいや強引に引ききれる場合ってどんなときだよというツッコミは見えないふりをしていましたが、オーソドックスな引ききりが初期デッキを圧縮して村鍛冶ばかりのきれいなデッキにすることで達成する以上、やはり多少は例示しておかなければならないなぁと反省した次第です。
たとえば
このサプライにおける圧縮は引ききり停泊所、疑似圧縮が倉庫のみですが、引ききりはとても簡単です。
もっとも、これは意図して組んだサプライなので優秀な引ききりカードが多くあります。ターン開始時にドローを与えてくれる船着場、大量の馬を輩出する貸し馬屋、初期デッキを捨てて有用なカードを引く疑似圧縮ができる倉庫、ターン開始時にアクション権をもたらしてくれるうえに倉庫と強力なシナジーがある村有緑地がそれにあたります。パーツ集めのついでに（自分でも貸し馬屋経由でも）馬を獲得できる馬丁も役に立ちます。
引ききり例がこちら。最後の4ターンが属貸ｰ属属ｰ属属ｰ属公屋（+馬丁で屋）で、8ターン目から勝利点行動を開始しています。うまい人ならもっと早くいけるかも。
このサプライに圧縮カードがあったとして、礼拝堂なら備蓄品から戦える可能性があるかもしれませんが、執事だとか見張りだとかでちまちま圧縮している余裕はありませんし、衛兵も遅すぎます。そもそも、初期デッキ7金+貸し馬屋9金でちょうど16金なのに、銅貨を廃棄してその分の金量を足すのなんてアホすぎると思いませんか。
じゃどんなカードに注意すればいいの
初動を安定させてくれるカードや馬を大量に獲得できるカードを主体として、デッキを回転させることに長けた倉庫系のカードがあると引ききりやすくなります。
初動安定カードには、持続ドローや（ルール上はカードじゃないけど）遅延、戦支度などがあります。首謀者もアクション権を消費せずに凶悪な動きを実現するため、一度回ってしまえば安定し続けるカードです。首謀者にかけるなら堀ですらクソ強い。配給品があれば回し始めるのも簡単です。保存や停泊所で次ターン用のアクションカードを確保しておくのも初動安定に貢献します。
馬の獲得カードとしては旅籠と貸し馬屋が有力です。ただし、旅籠には時間制限があることに注意しておきましょう。
倉庫系は先に捨てなければならない地下貯蔵庫よりも後捨ての倉庫、手札が減る倉庫よりも手札枚数を維持できる公共広場が優れています。語り部も銅貨に関しては倉庫系といえますが、上位の財宝や特殊効果をもつ財宝を入れる余裕があるなら一気に主役のドローカードになりえます。また、厩舎は3ドロー1アクションと、デッキを回すうえで非常に優秀です。
そのほか、デストリエのような入手が簡単なドローや、吟遊詩人やサイロのような初期デッキを無視できるカードなどがあるとより引ききりやすくなります。
持続ドローといっても、隊商はパワーが低く、よほど簡単に集められるのでなければすなおに圧縮したほうがよいことが多いでしょう。また、サルは相手依存なので採用するかどうかは検討の余地があります。2人戦ならおおむね採用でいいんだけどね、4人戦だとね……。海の魔女はアタック効果こそありますが、回転力の鬼なのでそこまで荒れることを心配しなくてよいでしょう（というか海の魔女はまた別のゲームが始まる）。
パドックや配給品は馬を手軽に獲得できるカードですが、引ききりのメインとなるかといえば難しいところです。パドックはパ馬馬の3枚圧迫に対して馬馬の4ドローのため、ドローに1枚の余裕が生まれます。しかし、アクション権を消費してしまうのでドローの余裕を3枚4枚とするのは簡単ではありません。どこかにすぐ枯れる山があるなら、主役といえる活躍をするでしょう。配給品は圧迫2枚に対してドロー2枚なので余裕が生まれません。次ターンの手札を増やすという意味*1で引ききりを安定させるサポートとしては優秀ですが、ほかにドローが必要です。
*1:配給品が沈んでくれれば手札6枚スタートといえるし、沈まなくても手札5枚スタートと同じなので行商人をプレイしたようなもの。ただし、配給品が沈んだ場合はほかのドローで配給品を引いてやらないと次ターンは動けない。
