十傑
339日目
ドミニオンアドベントカレンダー2023の339日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
最弱？
最弱の4コストカードは何か。その答えをマーチンとしている者がいると耳にしました。ドミニオンのカードの強弱はサプライによります。あるゲームでは必須レベルのカードでも、別のゲームでは見向きもされないことがあります。逆に、ふだんはサプライに10枚残ったままゲームが終わるのに、特定のゲームで大人気となることだってあります。つまり、マーチンがとてもとても弱いサプライだってありえるわけです。4コスト最弱という評価が下されるゲームもありましょう。しかし、しかしですよ、その評価はマーチンのもつ影響力をちゃんとわかってのものですか。今日はマーチンが4コスト最弱だと思っている人向け。
購入権は偉大
何を今さらということですね。手数を稼ぐためにも、ゲームを終わらせるためにも重要で、購入権増加をもつデッキともたないデッキとでは勝負になりません。詳しい話はたぶん誰かが書いているでしょう。僕もこのくらいは書いている（マーチンが強いわけではないって自分で書いているぞ）。
ドローはしょせんドローするだけでゲームを終了へ近づける力はありませんが、購入権が増えればサプライの山をそれだけ多く減らし、ゲーム終了へ近づけることができます。1購入増加で構築速度もゲーム進展も倍速です。
騎士である
マーチンは騎士であるということを失念していませんか。騎士である、これだけで大きな影響力をもちます。そう、ヴァンデルですらね*1。
騎士の対策には、騎士を置いてけぼりにしてゲームを終わらせること、灯台などでアタックを無効化すること、破壊速度を上回るペースで獲得すること、相手よりも多く騎士を獲得すること、が挙げられます。今日はこの3番目、相手よりも多くの騎士を獲得することについて書きます。
話を簡単にするために2人戦を想定します。さて、騎士枚数で勝つ以外の対策がないとき、騎士枚数が10ｰ0になったらどちらが勝つでしょうか。10枚側でしょうね。毎ターン10回もデッキ破壊アタックを受けながらデッキ構築ゲームとは片腹痛い。毎ターン10回でなく、2回3回だけ殴られるだけでも試合になりません。相手は毎ターン成長するのに、こちらは毎ターン成長した分かそれよりも大きな破壊を受けます。
もし自分が騎士を5枚もっていたらどうでしょう。破壊されるカードに運の差はあれど、相手と同じだけの破壊行為ができるので勝負になります。このためのカードとして、マーチンでもヴァンデルでも価値がある*2のです。
もうひとつ、重要なことがあります。騎士は相討ちするということです。ほかのデッキ破壊カードは一方的に破壊するのみですが、騎士は正々堂々と戦います。たとえ自分がプレイするには弱すぎる騎士でも、デッキにいるだけで相手の騎士を討伐してくれる可能性があります。この相討ちはほかのどの4コストカードでも代替できない*3ものであり、さらに、相手の騎士討伐は勝敗に大きな影響を与えることです。あなたが弱いと断じたマーチンは相手のデストリーを破壊してくれるカードだとわかっていますか。
