ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

盤外戦術

試合予定おしらせBot

 今日10/26も明日10/27も今のところ日本勢はおろか海外勢の試合もなさそうです。

299日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の299日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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ドミニオンだけを競うわけではない

 ドミニオンオンライン選手権2023も準決勝が1試合終わり、いよいよ盛り上がってまいりました。でも、ドミニオンじゃない部分も大きいよね、という話をします。

負けてもかまわない

 3.5ゲーム先取すればよいので、1ゲーム単位では負けてもかまいません。自分がゲーム数をリードしているときや、相手のほうが圧倒的に得意なサプライを回しているときは、あまり頭を使わないようにして相手だけを疲れさせる盤外戦術が使えるかもしれません。まぁ、僕はその1ゲームのせいでマッチに負けたら悔しすぎるので最善を尽くすような気もしますが大会に出たことがないのでわかりません。

 3-0しているなら引き分けでもマッチに勝利します。相手を勝利点で上回る必要がないので、3山条件がかなり緩くなります。逆に、相手は引き分けが許されず、レート戦には存在しない非対称性があります。具体的なプレイ内容に差が出るかといえばサプライや展開次第ですが、プレイ面では差がなくとも気持ちの面では大きな差ではないでしょうか(オカルト)。

マッチ開始前から始まっている

 世界大会です。自分は昼間、相手はド深夜。そんなこともあります。いかに自分のコンディションがよい状態で試合に臨めるか、というのは、試合に向けて自分を整えるだけでなく試合のほうを自分に合わせることも重要です。ドミニオンをやる前から戦いは始まっています。

4人戦なら新概念もある

 ドミニオンGPや、古文書に記された幻のドミニオン大会、ドミニオン日本選手権は4人戦です。これらの大会では、当然のようにドミニオンには存在しない概念が存在します。1位以外の順位です。

 ドミニオンは、本来1位以外の順位を決めません。しかし、大会では獲得勝利点数や経過ターン数によって2位~4位も決めます。これによって結託プレイが起こりえます。
 だれか1人、とても強いデッキを組めてしまったプレイヤーがいたとしましょう。1位しか決めないドミニオンであれば、ほかの3人はなんとかかんとかごまかして1位を狙うしかありません。ところが、大会では2位でもよいという思考が生まれます。まっとうにデッキを強化しても勝ちの目が薄いなら、無理に1位を狙って弱いデッキの2人に出し抜かれるよりは2位狙いに切り替えたほうがよいでしょう。具体的には、わずかに勝利点を獲得しておいて強いプレイヤーが3山しやすいようにサプライの山を削ったり、逆に自分がそのトスを受けて1位ではないのに3山目を枯らしたりするプレイを検討しましょう。
 そんな終盤になる前なら、強くなれなかった3人で組みきらずに勝利点に走り、強い1人が組みきるのが先か属州が枯れるのが先かというゲームをするのもよいでしょう。問題は、本来のドミニオンなら最後の属州を枯らせるのは1人しかいないのに、2位以下を決める大会ドミニオンなら誰もが枯らす可能性があることです。強いデッキを組めた(組めそうな)人でも、安泰ではありません。

獲得勝利点数

 GPの裁定は失念しましたが、日本選手権ではボーダー上で大会得点同点が並んだとき、各ゲームの獲得勝利点を合計して競います。つまり、とれる勝利点はとったほうがよいのです。本来のドミニオンやチャンピオンシップなら3山できるときに3山してしまえばよいですし、勝ちを決めれば余った金量を使って追加の公領を購入する必要もありません。しかし、日本選手権では死体蹴りになろうとまくられない限りは勝利点を集め続けたほうが有利です。3山するより雑に属3したほうがよいですし、余った金量は最大限使って勝利点を獲得すべきです。使者ゲーにぶち当たったらご愁傷様。

ボーダー

 日本選手権やGPはスイスドローで上位8人を決めます。このボーダーがある程度わかっているならば、ゲーム開始前から2位狙いをすることだってできます。たとえば、1位ー1位ー2位ときて4試合目は2位以上さえとれればよい、など、1位である必要がない条件なら難解なコンボを組むのではなくステロで先行逃げきり決め打ちでもよいでしょう。逃げきれればよし、逃げきれなくても難解なコンボを2人以上がうまく組みきれることはまずないので2位でよし、です。ついでに、頭を使わないので体力を温存できますね。