174日目
ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の174日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
※これはドミニオンの記事です
共通テストまであと200日と少しばかりとなりました。受験生の皆様はさすがに試験勉強の真っ最中でしょう。現実の諸問題には解き筋があるとは限りませんが、試験問題にはある程度のセオリーがあります。試験問題そのものは初めて見るものでも、似た問題を経験しておけば、セオリーを抑えておけば、いくらか解きやすくなろうというものです。では、詰めドミニオンを見たときにどの方針で片づけるか、そのチェックポイントを確認しましょう。
1.勝利点が上回っているか
上回っているならわざわざ属州に触るのが正解であるパターンはほぼありません。3山決着を探しましょう。屋敷すら触らないことがほとんどで、工房ループや石工(過払い・プレイともにある)などの獲得数ごまかしが主流です。1手で2枚以上獲得できる方法がないか探しましょう。特に、植民や取り替え子であればポーションや負債をコストに含むものもその重さを無視して獲得できるため要注意です。
2.勝利点が下回っている場合にその差が8点未満か
屋敷を枯らしましょう。5点差以内なら属州1枚+3山という可能性もありますが、ほぼ除外してよいルートです。いかに大量の購入権を出すかを考えましょう。狩場やワイルドハントなど、屋敷を獲得する手段を見落としてはいけません。特に、詰めドミニオンにおけるワイルドハントはトークン要員ではなく山枯らし要員としてとらえるのがスタンダードです。
3.負けていて差が8点以上のときでサプライの残り枚数が少ないか
特殊勝利点+3山でしょう。値切り屋庭園でドカッと積んだり、塔で20点ちかく稼いだり、名品征服でトークンがっぽりもらったり、多岐にわたります。問題中に特殊勝利点が複数あることはまれなので、おのずとルートが定まるでしょう。凱旋は0金1購入で屋敷1枚+大量の勝利点トークンを得られるので、これがあると難度がぐっと下がります。収集品も山を枯らすだけで勝利点トークンを得られるので簡単ですね。属公+3山というパターンもありますが、あまり美しくない(個人的見解)のでそう多くあってほしくないところです。
4.上記どれにも当てはまらないか
つまり、8点以上の差がついていて、一見すると3山も難しそうな残り方をしているときですが、この場合は2パターンに大別できます。ひとつはシンプルに金量で属州を枯らすパターン、もうひとつはコスト軽減を用いる方法です。
とにかく金量を用意して属州を枯らすなら話は簡単です。マッドマンボムのように金貨を大量に用意したり、動物見本市+騎兵隊のようにコストを踏み倒して金量出力カードを手に入れたり*1、兵士のようなバカ金量カードを使ったりしましょう。物乞いや行人も金量を底上げするのに使えますね。
コスト軽減はむしろ問題として簡単な部類で、橋さえ重ねればなんとでもなります。宮廷宮廷橋橋橋ができる状況なら難度★☆☆☆☆です。とはいえ、問題になっているなら手札に橋系がないことがほとんどでしょうから、いかに獲得するかが焦点になります。バケモノじみたターン内拡大再生産ができるカードはそう多くないので、それを探しましょう。カードを獲得できるもの(手札に入るとなおよい)や、フェイズを巻き戻せるものに要注意です。
5.レアケース
遠隔地即プレイや、大量の山を枯らすド派手3山もありますが、まれです。ド派手3山の場合はおそらく値切り屋がいるので、彼が並ぶようならたとえサプライの残りが多かろうとも3山を警戒すべきです。
また、公領をすべて獲得すれば24点稼げます。屋敷では足りなくても、公領の3山ならだいたい逆転できるはずです。馬上や祭壇など、公領を獲得できる手段を探しましょう。最も簡単なのは複製で、5金1購入で公領を枯らせます。
*1:動物見本市1枚に対して騎兵隊1枚だと金量が増えないが、複数の動物見本市をアクション廃棄で購入して1枚の騎兵隊購入によりアクションフェイズに戻れば金量が増える。