165日目
ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の165日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。
もっと簡単だと思っていた
6月11日に出題したドミニオンクイズの2問目が思っていたより難し目に感じられたようです。題意が伝わらなかっただけの可能性もありますが、2人戦で、特にステロをするときに意識しておきたい過半数勝利点について書きます。
世界に86点
ドミニオン2人戦の世界には基本的に86点(うち6点は初期デッキの屋敷)存在しており、これを取り合うため43点をとれば引き分け、それより多くとれば勝てます*1。ドミニオンは自分が勝っているときにゲームをたたむものだとはよくいわれますが、自分でたたまなくても過半数の勝利点を抱えてしまえば勝ちは揺るがなくなるのです。どれだけデッキが回らなくなっても、どれだけ相手のコンボが楽しそうでも、逆転されるだけの勝利点がサプライに残っていなければ負けません。
2人戦でステロがコンボに不利なのは、ゲーム終了権を握りにくいからですが、同時に過半数の勝利点を得ることも難しいからです。サプライから40点取ろうと思うと属5+公3+屋1あたりがまだ実現可能性の高そうな組み合わせですが、そんじょそこらのステロではコンボが追い上げる前に公3まで取れません。
40点取るのが難しいなら、そのラインを下げればよいのです。肉屋などの空廃棄がそれにあたります。属州空廃棄は、ゴミをデッキ内に増やさずゲーム終了に大きく近づくというのがとても強いのですが、同時に相手の6点を消滅させているのも凶悪です。2人戦においては、属州空廃棄は相対6点と考えてもよいでしょう。
さらにいやらしいのが建て直しです。勝利点のアップグレードで属州を獲得する性質上、サプライの勝利点を食いつぶすことがステロ優位にしています*2。属州空廃棄はもちろん、公領すらもガンガン削るので、30点くらいが過半数勝利点のラインになってもなんら不思議ではありません。属4公2ならとれてもおかしくありませんし、過半数に届かなくても相手が屋敷を集めきる前に属州を空廃棄してゲームを終わらせてしまうことだってできます。ブン回った建て直しステロは相手にしたくないね。