ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

コストの比較

試合予定おしらせBot

 今日10/24も明日10/25も今のところ日本勢はおろか海外勢の試合もなさそうです。

297日目

 ドミニオンアドベント(?)カレンダー2023の297日目。サムネはここにあるよ。何か書いてくれる方は下のスプレッドシートに記入お願いします。スプレッドシートは過去記事のリンク集も兼ねているので過去記事もよろしくね。

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コストの表し方って200種類あんねん

 「念視は手札2枚で買えるけど5コストは3枚使わないと買えないから炉で増やすべきなのは念視ではなく5コストカードだ」というアドバイスを最近聞きました。コストの指標に関する記事を読んだ覚えがなかった(忘れているだけかもしれない)ので書いてみようと思います。

 コストを比較するとき、その方法はいくつかあります。単純に数字の大小を比較するだけではありません。

数字の大小

 ごく一般的な比較です。コイン・ポーション・負債の3軸についてそれぞれ数字の大きさを比較します。戦車競走などで使う方法です。購入・獲得ができる/できないを判断するのにも使っていますね。

購入以外で獲得できる/できない

 たとえば、鉄工所を使っているときに4コスト以下のカードと5コスト以上のカードでどちらを購入するか悩んだなら、5コストを購入して4コスト以下のカードは鉄工所に任せようと考えることができます*1。工房系が技術者のときはこれを意識することが多いのではないでしょうか。技術者は技術者で獲得できないので購入はこちらに回そう、と。

 村は値切ってもらえばよいから鍛冶屋用に絶対に4金出せるようにしよう、とか、冠は造幣所で増やせるから財宝以外のカードを購入しよう、とか、様々なパターンがあるでしょう。

必要な手札枚数

 冒頭の話です。念視の泉は銀ポの2枚で済むけど祝祭は銀銀銅の3枚必要でコストが念視<祝祭だからより高い祝祭を炉で増やして購入の負担を減らそう、というやつです。
 同じカード同士の比較でも、デッキによってこのコスト差があったりなかったりします。たとえば、銀貨を安定して複数引けるデッキであれば3コストの村も4コストの鍛冶屋も購入に必要な手札枚数は銀銀の2枚で変わりません。しかし、銀貨は呪い教の銀貨0枚デッキでは必要な枚数が銅3か銅4かと変わります。確かに存在するはずのコスト差が、事実上ないこともあるのはおもしろいですね。

特殊な条件がある/ない

 ポーションはデッキに1枚しか入っていないから5金ポーション出たけど祝祭より念視の泉を優先しよう、という考え方ができます。2金ポーションは5金より高い(購入しにくい)のです。おや、さっきといっていることが違うぞ。どんなデッキか、何を指標にするか、これらが違うのだから判断が違っても何もおかしくないのだ。

 アクションとイベント・プロジェクトには橋系で安くなるかならないかという差があります。同じ5コストの見た目をしていても、デッキによってはイベプロのほうが高いこともあります。たまたま出た5金で、どちらを優先するか判断する基準にできます。

 金貨も大市場も6コストですが、銅貨を場に出していては購入できないという制限がある後者のほうが圧倒的に高い(購入しにくい)カードです。かと思えば、石切場があればこれが逆転します。金貨は銀貨3枚が必要なのに対して大市場は石切場2枚で済み、大市場のほうが安くなります。

 この後に冠を使う予定があるから冠を場に出す前の祭壇で造幣所を獲得しておこう、なんてこともあるかもしれません。造幣所は冠プレイ後には高い(獲得しにくい)カードとなってしまいます(そうならないように圧縮カードとしてうまく使おうね)。

 新たな購入をせずにゲームを終わらせられるなら、峠の負債は実質的に0です。普段の40負債は累計40金とほぼ同じですが、ゲーム終了間際の40負債は0金と等しいのです。同じはずの40負債というコストがまったく異なるのです。峠40負債はかもさんが実戦でキメていたのでツイート探してみてね。峠に限らず、3山最後の1枚の大君主購入だとか、ゲーム終了ターンにプレイした元手の負債だとか、負債というコストは見た目通りのコストではないことがよくあります。

*1:もちろん、必要枚数や逼迫度によって購入でも4コスト以下に全力を注ぐべきであることはよくある。