CITY GATE 相方 2周目にて、斯く戦えり
対象：Dominion Onlineレート55まで（だと1個くらい学びありそう）
テーマ：カード（カードではない）効果の理解
最近発見した人なんだけどそろっと僕の好みがわかってきたと思うのでいい人いたら教えて。
負けた数だけ記事書く配信の記事1/6本目。
ドミニオン：ルネサンスでは新要素としてプロジェクトが追加されました。（使いどころは限られるものの）技術革新や資本主義など，一見してド派手な効果を持つものが数多くあります。そんな中，城門というプロジェクトはターン開始時にドローするものの1枚デッキトップへ戻さなければならない地味なものです。結果的には何も変わっていないように思えますが，実は使い方次第で非常に強力な効果を発揮するようになります。
相方、手札へ行く
2ターン目に城門を購入した場合，1ターン目に購入したものを確実にデッキ2周目でプレイできます*1。ドミニオンおなじみの悲劇を回避でき，銀貨ｰ城門と購入した場合は2周目の5金が確定します。ただし，相方を4コストカードにしようとして1ターン目3金で城門を購入してしまうと，2ターン目にシャッフルが発生してしまう点には要注意です。
二つの邂逅
城門は手札を増やしませんが，実質的には増やしているのと似たはたらきをします。
手札を増やす理由は出力・安定性の最大化にあります。初期デッキのナチュラル5よりも，引ききった銅貨7枚のほうが高出力ですね。当たり前。また，手札が少なければ村と鍛冶屋が揃う確率が下がり，コンボの始動や継続に難があります。特に無圧縮コンボ場においては安定性が低く，動けないターンが発生しがちです。
城門は出力の最大化には直接的な貢献をしませんが，安定性の最大化には貢献します。手札5枚に鍛冶屋しかなくても，デッキトップに村があればコンボが始まるからです。最初の手札が5枚ではなく6枚あるようなものといえます。
6枚の中に村しかなかった場合，適当に引いた1枚を戻すのではなく，村を戻しましょう。そうすることで次のターンの安定性が上がります。また，香具師場においても戻すカードには気を使いましょう。引いた1枚が屋敷で金量が変わらないからといって，その屋敷を戻すのは早計です。手札をいまいちど確認しましょう。呪いがあるならそれを戻して次の香具師に備えることができます。ところで，変なタイミングのシャッフルとか金量とかの問題がありますが，香具師場の銀貨と城門はどっちが強いんでしょう？ さすがに城門の調整力が強そうな気がするんですよね。
ステロ
ドローステロとはかみ合いませんが，肉屋や商人ギルドのような非ドローステロとは相性がよいです。上述した5金確定により2周目に確実にこれらのステロカードを購入できるだけでなく，中庭のような金量調節が行えるためです。普通のステロのように銀貨を購入するところを城門としているため，デッキの総金量は落ちますがそれを補って余りある調整力があるのではないかと思います。
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*1:死の荷車や騎兵隊のような特殊なものを除く。
