Dominion Online Lv.50を目指す初心者のための虎の巻2巻目(総数未定)。ドミニオンで勝つためのコツというか,多くのサプライで通用する戦術・思考方法について解説します。
今回は攻略記事を読むにあたって知っておくと便利な俗語を紹介します。……wiki見ればよくない? って思ったけど僕はwiki使わないしほかにもそういう人いるかもしれないじゃん。随時加筆します。
英数字
14ターン属4
14ターンで属州4枚を獲得することが見込めること。鍛冶屋ステロでこれくらい。14T属4とも。ステロの強さの指標になったり,「8ターン属4」などのようにコンボの爆速さを表したりする。
2底
ダブルボトムのこと。
4-3,3-4,5-2,2-5
初手に出た金量のこと。4-3なら1ターン目が4金,2ターン目が3金だったことを指す。文脈によっては3・4ターン目の金量を指すこともある。
5金率
3・4ターン目に5金が1回でも出る確率。ドミニオンは5コスト以上のカードが強くデザインされており,いかに5金を出すかが重要。とりあえず銀貨ー銀貨なら5金率9割で,密猟者ー銀貨や2ドローー銀貨ならもう少し高いと覚えておけば十分。もっといろいろ知りたければ以下が参考になる。
ア行
圧縮
デッキから弱いカードを取り除くこと。捨て札ではなく廃棄や追放(拡張セットで追加される効果)をすることで,手札にこないようにする。主に安定性と出力が伸びる。詳しくはこちら。
荒れ場
荒場。呪いなどの邪魔なカードを送りつけあい,満足なデッキ構築ができなくなる場のこと。基本セットにおいては魔女があると荒れ場になる。ゴミ撒きに限らず,民兵などアタックカードが飛び交う場のことを総称して荒れ場と呼ぶ人もいる。
カ行
カードタイプ
カード最下部に表記されているカードの属性のこと。基本セットにはアクション・財宝・勝利点・呪い・アタック・リアクションの6種がある。
過剰引ききり
デッキを引ききってなおドローに余裕のある状態。過剰引ききりを構築できるとカードを獲得したそのターンに獲得したカードを使用できるため非常に強い。過剰引ききろう。→引ききり・疑似引ききり
疑似引ききり
すべてのカードが手札とプレイエリアにあるわけではないが,引けていないカードは勝利点カードなどの出力しないものだけである状態。また,その状態を作れるデッキのこと。山札を0枚(引けていないカードはすべて捨て札にある状態)にできてようやく疑似引ききりが完成したといえる。→引ききり・過剰引ききり
キャントリップ
「+1カードを引く」と「+1アクション」が保証されているアクションカードのこと。商人や市場など。デッキ内のキャントリップ以外のカードが4枚以下であれば,必ず引ききれる。
銀貨ー銀貨
初手で購入したカードを指す。カード名ーカード名*1の形式で,鍛冶屋ー銀貨なら1ターン目に鍛冶屋,2ターン目に銀貨を購入したことを指すが,1ターン目と2ターン目を区別しないこともある。文脈によっては3・4ターン目の獲得を指すこともある。
コンボ
一般的にイメージされるであろう「特定のカードの組み合わせ」より,「アクションカードを主体とする戦術」を指すことが多い。1ターンに10枚以上のアクションカードを使用することもザラにある。構成パーツの獲得タイミングやバランスが難しく,上級者向けの戦術ではあるが,完成したときの安定性と購入力はステロの比ではない。→コンボ場
サ行
祝祭書庫
祝祭と書庫を連打するコンボデッキ。金量と購入権は出るもののドローできず手札が減るという祝祭の弱点を,手札を7枚まで回復できる書庫で補う。必要なパーツがどちらも5コストで構築難度が高め。
勝利点許容枚数
デッキに入れても属州(植民地)獲得を続ける能力を保てる上限の勝利点カード枚数。ステロだと少なく,コンボだと多い。
書庫系
ドローのうち,書庫のように手札が一定枚数になるまでカードを引く効果をもつもの。基本セットには書庫だけ。鍛冶屋のような固定枚数引くカードとは異なり,手札枚数に上限が存在するため,コンボに使うにはひと工夫必要。
初手
1ターン目と2ターン目のこと。シャッフルしないとデッキ内容が実質的に変化しないため,基本セット環境では2ターン目までまとめて初手として扱う。
ステロ
デッキ内のアクションカードを1~2枚だけにして,財宝カードを主体とする戦術。構築に必要なターン数が少ないため,早くから属州を購入し始められる。シンプルな構築なので初心者でもそれなりに回せるが,最適を目指すと奥が深い。→ステロ場
成長曲線
拡大再生産によりデッキパワーが加速度的に上がることを指すドミニオン表現。おおむねデッキパワー(パワーのはかり方は人それぞれ)と経過ターン数を軸にとるが,実際に数値をプロットして描いたグラフは存在しない。
タ行
タイプ
ダブルボトム
初手で購入したカード2枚がデッキ2周目で山札の上から11枚目と12枚目に沈むこと。2周目のデッキが実質的に成長しておらず,1・2ターン目を自分だけが繰り返すため非常に弱い。その確率は1/66。また,ドミニオン同人誌サークルダブルボトム1/66のこと。
ダブルボトム1/66
Dominion Onlineランカー三月類を編集長とするドミニオン攻略同人サークル。初心者向けからギーク向けまで難度様々な同人誌を出版。おかぴも参加しているよ。既刊はBoothで販売中。ご購入はこちらから。
デッキタイプ
ステロ・コンボなどデッキの型のこと。毛色の異なるステロやコンボ(鍛冶屋・書庫,祝祭書庫・村鍛冶など)によっても細分化される。
デッキパワー
デッキのもつ強さ。獲得できるカードの枚数やコストの制限,引ききりの可否,アタックの有無など人によって評価方法が統一されていない不親切な概念。しかし,保有勝利点が多い状態をデッキパワーがあるという人は見たことがないので,基本的にはどれだけカードを獲得できるかが重視されていると思われる。
ドロー
手札を増やす行為。また,そのためのカード。+1カードを引くというカードは手札が増えないため,ドローカードとはいいがたい。キャントリップはキャントリップ以外の効果を使えて初めてはたらいたといえることは覚えておこう。
ナ行
にそこ
ダブルボトム1/66の愛称およびTwitterハッシュタグ。
ハ行
~場
~にはカード名や戦術名などが入り,それが圧倒的に強く支配的になっているサプライのこと。魔女場・ステロ場・コンボ場など。荒れ場はまた異なる意味をもつ。
ハンデス
手札を捨てさせるアタックのこと。基本セットには民兵がある。つらい。書庫で対抗しよう。
引ききり
デッキ内のカードをすべて手札に引くこと。特に,引けていないカードが捨て札に残っていても,それが地下貯蔵庫などを用いて捨てた勝利点カードなど,実質的に引ききっているものは疑似引ききりと呼び,引ききってなおドローに余裕のあるものを過剰引ききりと呼ぶ。
マ行
魔女場
魔女が圧倒的に強く,避けて通れない場。→~場
村鍛冶
村と鍛冶屋を連打するコンボデッキのこと。祝祭書庫と違い,手札枚数の上限がない。パーツが低コストであるため,祝祭書庫よりは構築難度が低い。村系と,書庫系以外のドローを組み合わせたコンボ全般のことも指す。
村系
アクション権を増やすためのカードのこと。+1アクションは使用前後でアクション権が増えないので,村系とはいいがたい。単に村と表現されることもある。
ラ行
リシャッフル
シャッフルのこと。クリーンアップフェイズ以外とかターン中2回目以降のシャッフルだけを指すかと思いきや,そうでないシャッフルもリシャッフルと呼ぶ人はいる。たぶんもはやシャッフルとリシャッフルに差はない。細かいことは気にするな。
*1:カード名は「銀」のように略されることもある。