概要：ゆかりさんと学ぶDominion Online 1時限目公開
テーマ：引ききりデッキ構築
公開しました。
ゆかりさんと学ぶDominion Online ～1時限目 ステロとコンボ～
ステロとコンボ
「そもそもドミニオンとは買い物ゲームではなくデッキ構築ゲームである。そのときに出た金量で場当たり的にカードの購入を繰り返していては安定した勝率は望めない。もし全体的な構想を持たずに3金出たから銀貨，4金出たから鍛冶屋……などと金量に振り回された購入をしていると，最終形にいきつくまでに無駄に手数がかかったり, 先にとった手と今の手がちぐはぐになったりする。これはもはや構築ではなく，デッキ構築を醍醐味としているドミニオンへの冒涜である。デッキを正しく構築するためには，ゲーム開始時にサプライを見てゴールを見定めなければならない。その正解となるゴールはサプライ次第としかいいようがないが，少なくともルネサンス以前の旧ドミニオン環境，通称平成ドミニオンまでであればその形はステロとコンボに大別できる。ステロとはごく少量のアクションカード，具体的には1枚か2枚，盛りだくさんにしてもせいぜい3枚までのアクションカードと，手に入るだけの財宝カードで毎ターン8金を出して属州を1枚ずつ購入するデッキを指す。その性質上，アクション権や購入権を増やすカードよりも手札や金量を増やすカードのほうがステロに向いている。一方，コンボとは複数のアクションカードを組み合わせることでステロの弱点である運の要素を減らすデッキである。ステロだと無駄に金量が偏って効率的な購入が行えなくとも，コンボならデッキを引ききって最高効率の購入が可能なのだ。2人戦においては1人あたりの属州獲得ノルマ枚数やコンボパーツの集めやすさなどから基本的にはコンボが正解となる。」
ってゴリラ先生が言ってた。
今回のゴール
ステロと引ききりコンボの完成形の違いがわかればよいです。引ききりコンボデッキはまだ組めなくてかまいません。
ステロはアクション1枚か2枚+買えるだけの財宝と勝利点からなります。
引ききりコンボはドロー・村・追加の獲得手段・圧縮の4要素に大別されるアクション群からなります。勝利点カードを取り始めるのはゲーム終了直前で，ギリギリまでデッキをきれいな状態に保ちます。
具体的には今回の動画に用いられたゲームではそれぞれ15ターン（銀貨を1枚山賊で割られている），12ターンで以下のデッキになりました。
ゴリラ先生によるコンボデッキ講座では，改築が獲得手段と圧縮手段の両方に挙げられていました。これはミスではありません。動画をスロー再生するとわかるのですが，改築は主に屋敷を鍛冶屋に，金貨を属州に変換しています。これはコンボパーツ・勝利点の追加獲得ですが，同時に前者においては初期デッキの圧縮も行っています。1枚2役強いね。
