概要:玉座の間はアクション権増えるし重ね掛けもできる
テーマ:カード効果の理解
負けた数だけ記事書く配信38の記事2/2本目。
玉座の間。なんだか使いにくいカードだと思っていませんか。
ステロが絶対にできないコンボ専用カード玉座の間。あの賢者ですらステロされたことがあるのに未だステロされたことがないであろう玉座の間。基本セットにありながらかなりピーキーで,初心者のうちは使いにくい部類のカードです。玉座の間とほかのアクションカードがそろうかどうかなんて運だけだと思っていませんか。
ルールおさらい
+1アクションをもったカードにかけた場合残りアクション数が増える
残りアクション権1の状態から玉座の間をプレイし,玉座の間の効果で商人など+1アクションの効果をもつカードを2回プレイした場合,消費するアクション権は玉座の間の1回だけで,生まれるアクション権は商人2回なので残りアクション権が増え,2になります。商人は玉座の間の効果でプレイしているため,アクション権を消費しません。
重ね掛けできる
玉座の間(A)の効果で手札の別の玉座の間(B)を2回使用することができます。その場合,玉座の間(B)の効果で手札にある別のアクションカード2枚をそれぞれ2回ずつ使用できます。1枚を4回使うわけではないことに注意。
使用は任意
玉座の間の効果で手札のアクションカードを使用するかどうかは任意です*1。ただし,玉座の間の効果で手札のアクションカードを使用しておきながら1回だけにするというのはできません。0回 or 2回です。
効果を2倍にするのではなく2回繰り返す
玉座の間の対象にしたカードの効果は,最下部まで読み下してから2回目の効果処理に入ります。効果を2倍にするわけではありません。たとえば,泥棒を玉座の間にかけた場合,相手のデッキトップを4枚公開するのではなく,2枚公開して財宝を1枚廃棄して……という処理をすべての対戦相手に1回ずつ行ったあと,再びすべての対戦相手にデッキトップを2枚公開して……という処理を行います。また,2回目の処理に入る前に1回目の処理に伴う判断をすべて終えます。泥棒の場合,2回目で公開されるカードを確認する前に,1回目で廃棄したカードの中からどれを獲得する(あるいは獲得しない)か決定し,実行します。
祝宴系も2回恩恵を得られる
祝宴や劇団のような自身を廃棄するカードであっても,廃棄した場合という条件が付されていなければ玉座の間によって恩恵を2回得られます。たとえば玉座の間(祝宴)であればコスト5以下のカードを2枚獲得します。対して,玉座の間(鉱山の村)の1回目で鉱山の村を廃棄した場合,2回目は村効果までは得られるものの,廃棄して2金という効果は廃棄できないため得られません。
圧縮が大事
玉座の間はほかのアクションカードと手札にそろわなければ呪い同然です。少しでもそろう確率を上げるために,初期デッキの圧縮はしっかり行いましょう。また,呪いや廃墟が飛び交う場ではおすすめしません(廃墟はアクションカードなので玉座の間の対象にできますが,あまりにも弱く,銀貨のほうがよかったなんてことになりかねません)。
積み込み大事
コンボデッキにおいてある程度ドローしてからなら玉座の間に何かしらのアクションカードをかけるのは容易です。問題は,最初の手札5枚に玉座の間だけがあるという状況をどう回避するかです。追跡者や配給品でデッキトップに積み込んだり呪いの森などでターン開始時にドローすることでも対処できますし,道具や貨物船などのように手札以外にアクションカードを用意しておく方法も効果的です。
重ね掛けで強引にコンボ
+1アクションすらなければ,以下に玉座の間といえどもアクション権を増やすことはできません。しかし,玉座の間(玉座の間(鍛冶屋・玉座の間(鍛冶屋……)))と,玉座の間を重ね掛けすることで疑似的にアクション権を生み出すことができます……がかなり不安定なのであまりおすすめしません。
圧縮してアクション密度高めて積み込む。これができればなんとなく玉座の間を使えるようになっているはずです。
*1:初版だと強制するテキストになっていますが,ルール改定により任意になりました。2版ではテキストも改訂されています。