概要：風車強い銀貨何それ美味しいの
テーマ：カード効果の理解
3年前ってマ？
MYTH & ROID - JINGO JUNGLE (OFFICIAL)
負けた数だけ記事書く配信Part3の記事4/4本目。
今回のカードは陰謀2版の風車。なんかネット上の基本陰謀記事は初版が多いとの指摘を観測したので（たぶんカード個別じゃなくておすすめセットっていう意味だけど）。
風車は大広間の後継臭が漂うカードで，キャントリップ+αのアクションｰ勝利点。大広間よりコストが1上がったため，偵察員コンボにおける3金の死にターンを埋める役割はなくなった（そもそも偵察員がいないので損なコンボは存在しない）ものの，そもそも風車自身が金量出力カードなので死にターンが発生しなくなっています。序盤中盤終盤隙が無いよね。だから銀貨じゃ負けちゃうよ。
5金の悪魔
初手風車はよく見る手です。ドミニオンにおいてはコスト5以上のカードが強くデザインされており，デッキ2周目でそれらを購入することが最初の目標になるゲームが少なくありません。風車ｰ銀貨という初手は風車が沈まなければ5金確定，沈んでも他の財宝で5金パターンがあり，2周目5金率は約95%という超高確率を誇ります。これは馬商人ｰ銀貨と同じといえば5金の出やすさが伝わるでしょうか。
銀貨との比較をすると，デッキの回転を阻害しない分優秀であり，4金で銀貨を購入するのは愚策です。もっとも，銅貨以上のカードを2枚捨てるなら，それは単体での出力が銀貨に劣っていますが，特にコンボにおいては1ドローで次のアクションにつなげることが重要視されます。
風車は手札2枚を2金に変換するカードです。つまり，どんなカードも銅貨としての役割を果たすことができます。そのため，中盤以降に屋敷が残っていたり特殊勝利点でデッキが膨れたりしていても5金率を維持することができます。
プロローグ
最初に5金を出すだけでなく，手札を捨てることでコンボが始まる場合もあります。風車と同じ陰謀2版に収録されている外交官は，手札が4枚以下の状態からプレイすると2ドローだけでなく2アクションもついてきます。この外交官でアクションを賄うデッキの場合，リアクションできる機会を待つだけでなく，能動的に手札を減らす必要があります。そんなとき，金量出力しながら手札を減らし，しかもアクション権を消費しない風車はコンボの始動に最適です。
他がそれを望まれる
風車と相性がよいのは外交官だけではありません。疑似引ききりから風車で捨てることで，原住民の村や衛兵で狙ったカードをささげたり廃棄したりできます。また，自身が勝利点カードでもあるため，パトロールを始めとしたタイプ参照系のカードともなかよしです。これは陰謀初版の頃の偵察員ハーレム大広間と同じですね。これは他のカードにもいえることですが，ドミニオンは拡張セットごとにテーマが決められているため，同じ拡張セットに収録されているカードどうしは組み合わせやすくなっています。まずはほかの陰謀2版カードと一緒に使ってみるとよいでしょう。
