ステロゴリラがドミニオンするよ

ドミニオンのために開設したけど多分気が向いたときにドミニオンに限らず適当なこと垂れ流します

ドミニオンをインストした際の反省点とか~サプライ編~

 先日学祭でドミニオンの体験会を開きました。インストしまくったのでよかったこと悪かったことをまとめておきます。今回はサプライに用意したカードについて。

テキストがシンプルなカード

 鍛冶屋や村など主に基本セットのカードです。ドミニオンのルールって(普通に遊ぶ分には)簡単ではあるけど初めてだと覚えることが多いんですよね。カード効果の把握に脳のリソースを割く余裕がない人だっているんです。金量出力が上がるものなら特によい(村より鍛冶屋や密猟者など)です。

仮面舞踏会

 インストする側の人間が獲得しておけばステロでも軽めのコンボでも相手に合わせて柔軟に対応できるのが魅力です。

 必要なパーツをプレゼントできるのもポイントですね。複数回プレゼントされたら気づかれるでしょうけど中盤以降に1回だけ村とか銀貨くらいをあげる分には多分気づかれません。実際に後輩がインストしたときは下家(鍛冶屋過多に陥っている初プレイ者)に村をプレゼントしてました(もちろん事故った風を装って……本当に事故っていただけかもしれないけれど)。その村のおかげで下家氏は気持ちよさそうに村鍛冶できていました。

 ダウンタイムを減らせるというのも高評価ですね。いらないカードを選ぶというだけなら大して難しい選択でもありませんし,パーティーカードだと認識されれば楽しんでもらえます(ガチガチのガチカードなんだけど)。

 カードテキストがやや長いのが懸念点ではありますが,サプライに長文カードが多くなければこのくらいは許容してもよいのではないでしょうか。

大使館

 相手に獲得してもらえれば(捨て札と銀貨配りのデメリットゆえに獲得してもらえるか微妙ですが……)ステロが強いため問題なく,インストする側が獲得すれば銀貨を送り込めるので相手のデッキを強化できます。ちなみにこれで相手のデッキを強化したら相手の鍛冶屋はブンブン回って僕の中庭大使館は沈みまくったので負けかけました。

 銀貨は呪いなんて宣う人にはインストは不要です。

祝祭

 テキストシンプル枠の例です。2-5の人に購入されても最低限の出力が保証されており,かつテキストが非常にシンプルなカード。初手で購入してもおおむね銀貨でしかありませんが,後から多量にアクションを投入されても事故りにくい点を高く評価します。何よりそのウリが初プレイ者にも分かるというのが大きいです。たとえば大使館は言わずと知れた超強力カードですが,3枚捨てるというデメリットを大きく見られます。初めてやる人が「初期デッキ+大使館は大使館プレイで6金確定」なんて考えません。カードゲーム慣れしていない限り「5枚引くのかー強そう。んーでも3枚捨てるってことは実質2枚ドローじゃん。微妙…?」でしょう。その点祝祭の強みは誤解されることがまずありません。

中庭

 これもテキストシンプル枠ですが2-5の人が初手で購入して強いので特に挙げておきます。

木こり

 お金が出るのは評価しますがアクション事故を起こしやすいです。あとドミニオンにハマってくれてももう入手できないレアカードなのもね……。

×保管庫

 特に他の人がプレイしたときに何金出ているのか視覚的に分からないのが問題です。また,強カードである割にその強さが一見して分かりにくいので,これに頼ったサプライづくりは避けたほうが賢明です。初めてドミニオンをやる人が「金貨確定カード」「金貨と揃えば属州確定カード」なんて気づくわけがありません。

 手札入れ替え効果によりダウンタイムをごまかせる点は評価しますが,それ以上に入れ替えるべきかの判断が難しい(僕らが判断できるのはカウンティングと経験のおかげ)のでやはり向かい風が吹いていますね。

×公使

 諸事情あって急遽鍛冶屋の代わりにサプライに入ったドローカード。まずテキストが長いです。ダウンタイムのごまかしについてはこれまた判断が難しく,デメリットがメリットを上回ります。さらに他人に影響を与えるのに1人しか判断を下さないため,責任が重大すぎます。入手難度が高いので万が一にも惚れられちゃうと不幸。

×男爵

 金貨にアクセスするカードとして用意しましたが,割と躊躇なく屋敷を獲得されました。屋敷と揃わなかったらプレイしないのではなく屋敷を獲得されます。そうなると普通は紙束ができあがるので男爵は用意しないほうがよかったと思います。

×その他長文カードや効果が複雑なカード,持続などの特殊ルールを含むカード

 考えることや覚えることが増えるので今回は1戦目には用意しませんでした。2戦目以降はプレイヤーの理解度に応じて少しずつ増やすのもアリ。

 

 今回はこのくらいにして次回はインスト編をちょっとまとめてみようと思います。